【2024年最新】おすすめの勤怠管理システム10選を徹底比較!|導入メリット・選ぶときのポイントは?

勤怠管理システム_比較

勤怠管理システムを比較したい!
おすすめの勤怠管理システムが知りたい!

勤怠管理システムとは、従業員の勤怠状況を管理できるシステムのことで、人事担当者の負担軽減などさまざまな導入メリットがあります。

近年では働き方の多様化や労働基準法の改正などが進んでいることから、導入する企業が増えています。

しかし種類がたくさんありすぎて、それぞれの違いや自社に合うシステムをどのように探せば良いかわからない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、勤怠管理システムの概要からおすすめのシステム10選、導入メリットなどを説明していきます。

また、勤怠管理システムを選ぶときのポイントについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

勤怠管理システム比較をざっくりいうと…
  • 勤怠管理システムとは、従業員の勤怠状況を自動で正確に管理できるシステムのこと
  • 勤怠管理システムには、特化型・多機能型・カスタマイズ型の大きく3種類がある
  • 使い勝手の良さや業務効率化の実現には「freee勤怠管理Plus」がおすすめ
  • 充実した機能を備えた汎用性の高いシステムなら「ジンジャー勤怠」がおすすめ
  • 勤怠管理システムを導入すると業務負荷の軽減や法改正への対応などが期待できる
  • 勤怠管理システムを選ぶときのポイントは自社との相性やサポート体制の充実度など

勤怠管理システムとは

勤怠管理システム_比較_勤怠管理システムとは

勤怠管理システムとは、従業員の勤務時間や出退勤といった勤怠状況を管理できるシステムのことです。

従来のタイムカードやExcelとは異なり、勤怠管理が自動で正確にできることから近年では勤怠管理システムを導入する企業が増えています。

また、残業時間を超過した際のアラートや有休消化の把握など適切な就業管理を実現し、人事担当者の負担軽減にもつながります。

まずは、そんな勤怠管理システムのタイプと機能、そして必要性から比較していきましょう!

勤怠管理システムのタイプ

勤怠管理システムは以下の大きく3種類に分けることができます。

勤怠管理システムのタイプ
  • 特化型:勤怠管理を行うための機能がメインで比較的安価に利用可能(小規模・中小企業向け)
  • 多機能型:勤怠管理のほかに給与計算や労務など複数の業務の管理・効率化が可能
  • カスタマイズ型:自社の要望に応じて自由にカスタマイズが可能(大企業向け)

なお、システムによっては特定の業界・業種に向けて作られているものもあります。

企業規模や勤怠管理システムを導入する目的に応じて、自社に当てはまるタイプから選ぶと探しやすいです。

勤怠管理システムの機能

一般的な勤怠管理システムに搭載されている機能は以下の通りです。

勤怠管理システムの主な機能
  • 打刻機能:出退勤時刻をスマホやICカードによって管理する
  • 申請機能:残業や休暇などの申請を行う
  • シフト機能:シフトの作成、従業員全体のシフトを共有する
  • アラート機能:打刻忘れ、残業超過などが発生した際に通知される
  • 集計機能:勤怠管理に必要なデータを自動で集計できる
  • 出力機能:勤怠情報データをPDFやCSVに出力できる
  • 連携機能:給与計算や人事管理などの外部システムとの連携できる

勤怠管理システムによって機能の内容や充実度は異なるため、上記の機能が全てのシステムに搭載されているわけではありません。

例えば、打刻機能は、スマホやICカードに加えて生体認証・チャット連携など多岐に渡ります。

機能が充実していることは素晴らしいですが、必ずしも全ての機能が必要とは限らないです。

そのため、自社にとって必要な機能を事前に洗い出しておくことをおすすめします。

勤怠管理システムの必要性

勤怠管理システムは自社に必要なのかと考えている、経営者や人事担当者も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、労働基準法を遵守し、従業員の労働時間を正確に把握・管理するために必要性が高いです。

当然ながら法律に違反すれば指導や是正勧告が入り、厚生労働省のデータによれば令和3年度は約1,000の企業が監督指導を受けています。

悪質な場合だと企業情報が公開され、企業の信用を失い大きな損失を受けるでしょう。

このようなリスクを回避するためにも、勤怠管理システムを使い適正な管理が求められます。

おすすめの勤怠管理システム比較表

勤怠管理システム_比較_おすすめの勤怠管理システム比較表

これから紹介するおすすめの勤怠管理システムを比較表にまとめました。

それぞれのシステムを比較しつつ、価格帯や特徴が自社に適しているか参照してください。

なお、気になるシステムがあったらシステム名をクリックして詳細を見ると良いでしょう。

システム名初期費用参考料金特徴
freee勤怠管理Plus0円月額300円~UIがタイムカードと同じ見た目で設計されているため使い勝手が良い
ジンジャー勤怠要問い合わせ月額400円~誰でも簡単に操作でき、経営者・人事担当者からの評価が高い
HRMOS勤怠0円月額100円~
※無料プランあり
1,000以上の企業をサポートした人事労務経験をもとに開発
ジョブカン勤怠管理0円月額2,200円~
※無料プランあり
複雑な勤務形態に対応し、所属や雇用形態ごとに管理ができる
KING OF TIME0円月額300円~業界最多の20種類の打刻方法から目的に合わせて選べる
Touch On Time0円月額300円~サービス継続率99.7%・サポート満足94%と利用者から高評価
マネーフォワードクラウド勤怠0円月額3,980円~労働基準法に沿った勤怠管理を効率的に進められる
kincone0円月額200円~ICカードで交通費と勤怠情報を同時読み取りが可能
バイバイ タイムカード要問い合わせ要問い合わせクラウド勤怠管理システムの1,000人以上規模の市場において、8年連続でシェアNo.1
リシテア/就業管理クラウドサービス要問い合わせ月額350円~一人ひとりの「働く」の支援に優れ、外国語対応やアラート通知機能などが標準搭載

おすすめの勤怠管理システム10選

勤怠管理システム_比較_おすすめの勤怠管理システム10選

それではおすすめの勤怠管理システム10選を紹介していきます。

ここでは特徴や費用感について簡単にまとめているので、参考にしてください。

順番に見ていきましょう。

freee勤怠管理Plus

勤怠管理システム_比較_freee勤怠管理Plus

出典:https://www.freee.co.jp/

freee勤怠管理Plusは、freee株式会社が提供している勤怠管理システムです。

会計ソフトで有名な「freee」シリーズの1つで、業界業種を問わずさまざまな企業で利用されている実績を持っています。

システムとしては、勤怠管理のペーパーレス化や転記・集計作業の負担軽減などによる業務効率化の実現が特徴と言えるでしょう。

UIがタイムカードと同じ見た目で設計されていることから、従業員にとっての使い勝手が良さにも定評があります。

さらに、任意のパターン・期間(日・週・月)といったシフトの割り当ても簡単で、日々の勤怠状況もタイムリーに確認できる点も嬉しいポイントですね。

初期費用0円
参考料金月額300円~※1名あたり
無料トライアルあり:30日間無料
特徴・勤怠管理のペーパーレス化など業務効率化の実現に強みを持つ
・UIがタイムカードと同じ見た目で設計されているため使い勝手が良い

HRMOS勤怠

勤怠管理システム_比較_HRMOS勤怠

出典:https://www.freee.co.jp/

HRMOS勤怠は、IEYASU株式会社が提供している勤怠管理システムです。

勤怠管理に必要な機能を月額100円から利用でき、最短でアカウント登録当日からシステムを使える手軽さが大きな魅力でしょう

30名以下の場合は一部機能が制限されるものの、基本機能を無料で利用できるフリープランもあるので、小規模~中小企業にもおすすめと言えます。

そんな同システムは、人事労務の専門家集団と共同開発により、1,000以上の企業をサポートした経験とノウハウが詰まっているのが特徴です。

なお無料サポートでも充実していますが、有償の場合は人事実務の専門家のアドバイスを受けられるので、導入に不安な場合は検討すると良いでしょう。

初期費用0円
参考料金フリープラン:0円 ※30名以下、機能制限あり
有料プラン:月額100円~ ※1名あたり
無料トライアルあり:1ヶ月無料
特徴・1,000以上の企業をサポートした人事労務経験をもとに開発
・最短でアカウント登録当日からシステムを使える手軽さ

ジンジャー勤怠

勤怠管理システム_比較_ジンジャー勤怠

出典:https://hcm-jinjer.com/

ジンジャー勤怠は、jinjer株式会社が提供している勤怠管理システムです。

「もっとも使いたいと思うバックオフィスクラウド」NO.1の実績を持ち、誰でも簡単に直感的な操作ができるので、経営者・人事担当者から好評です。

打刻データの自動集計・有休管理・申請承認など充実した機能を備えるほか、多くの外部給与計算システムとも連携できる汎用性の高さに強みがあります。

また、スマホによるGPS打刻・カメラを使った顔写真打刻など場所を選ばずに勤怠管理が可能なので、多様な働き方への管理にも向いているでしょう。

ちなみにスマホを使った勤怠管理は不正打刻防止にもつながるので、外出が多い運送業界やリモートワークを推進している企業にもおすすめです。

初期費用要問い合わせ
参考料金月額400円~※1名あたり
無料トライアルあり:14日間無料
特徴・誰でも簡単に操作でき、経営者・人事担当者からの評価が高い
・充実した機能を備えた汎用性の高いシステム

ジョブカン勤怠管理

勤怠管理システム_比較_ジョブカン勤怠管理

出典:https://jobcan.ne.jp/

ジョブカン勤怠管理は、株式会社 DONUTSが提供している勤怠管理システムです。

シリーズ累計15万社の導入実績を持つ業界NO.1のシステムで、シンプルな操作性を強みにしています。

「出勤管理」「シフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」から必要な機能だけを選択できる柔軟性が特徴で打刻方法も豊富に用意されています。

変形労働・裁量労働といった幅広い勤務形態や所属や雇用形態ごとに細かく設定・運用できるため、複雑なシフト管理が必要な企業におすすめです。

また、電話・メール・チャットの問い合わせが無料かつ制限なく行える万全のサポート体制も魅力と言えるでしょう。

初期費用0円
参考料金無料プラン:0円
有料プラン:月額200円(1機能)~/1名あたり※月額最低料金2,200円
無料トライアルあり:30日間無料
特徴・複雑な勤務形態に対応し、所属や雇用形態ごとに管理ができる
・電話・メール・チャットの問い合わせが無料かつ制限なく行える

KING OF TIME

勤怠管理システム_比較_KING OF TIME

出典:https://www.kingoftime.jp/

KING OF TIMEは、株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供している勤怠管理システムです。

利用者が277万人以上と1番利用されている勤怠管理システムで、市場シェア・認知度・顧客満足度の部門でNO.1を獲得しています。

業界でもっとも豊富な20種類の打刻方法が用意されており、ICカード・生体認証・モバイルなどから自社の目的に合わせて選べるのが大きな特徴です。

もちろん勤怠管理に必要なあらゆる機能も搭載されているので、企業ごとの独自ルールや管理方法にも対応できます。

この柔軟なカスタマイズや性能の高さは専門家・経理担当者からも評価が高いため、安心して利用できるのではないでしょうか。

初期費用0円
参考料金月額300円~ ※1名あたり
無料トライアルあり:30日間無料
特徴・利用者277万人以上の1番利用されている勤怠管理システム
・業界最多の20種類の打刻方法から目的に合わせて選べる

Touch On Time

勤怠管理システム_比較_Touch On Time

出典:https://www.kintaisystem.com/

Touch On Timeは、株式会社デジジャパンが提供している勤怠管理システムです。

サービス継続率99.7%・サポート満足94%という数字からもわかるように利用者からの評価が高く、導入企業およびユーザー数が年々増加しています。

特に独自開発の「タッチオンタイムレコーダー」は1台で3通り(ICカード・生体認証・ID+パスワード)の打刻ができるため、とても人気です。

また、オプション等の追加費用なしで全ての機能が利用可能なため、運用にかかる料金は1人当たり月額300円と低コストに収まる点も魅力でしょう。

最低利用人数・期間がなく、導入から運用までの無料サポート、ベストな設定や対応のレクチャーなどユーザーに優しいのも嬉しいポイントですね。

初期費用0円
参考料金月額300円~ ※1名あたり
無料トライアルあり:30日間無料
特徴・サービス継続率99.7%・サポート満足94%と利用者から高評価
・オプション等の追加費用なしで全ての機能が利用可能

マネーフォワードクラウド勤怠

勤怠管理システム_比較_マネーフォワードクラウド勤怠

出典:https://biz.moneyforward.com/

マネーフォワードクラウド勤怠は、株式会社マネーフォワードが提供している勤怠管理システムです。

打刻漏れ・残業時間の超過を通知するアラートや有休の自動付与など労働基準法に沿った勤怠管理を効率的に進められるという特徴があります。

働き方改革関連法の要件を全て満たし、改正時も無料でアップデートされるので法令違反の心配もないでしょう。

シリーズ製品の「マネーフォワードクラウド給与」と連携すれば、勤怠集計~給与計算まで自動化できるため、同製品を利用している企業におすすめです。

初期費用0円
参考料金スモールビジネス:年額35,760円・月額3,980円
ビジネス:年額59.760円・月額5,980円
無料トライアルあり:1ヶ月無料
特徴・労働基準法に沿った勤怠管理を効率的に進められる
・マネーフォワードクラウド給与と連携すると、勤怠集計~給与計算まで自動化できる

kincone

勤怠管理システム_比較_kincone

出典:https://www.kincone.com/

kinconeは、株式会社ソウルウェアが提供している就業管理システムです。

1人当たり月額200円でスマホがあればすぐに利用できることから、導入・利用コストを最小限に抑えられるのが特徴です。

GoogleカレンダーやSlackといった外部サービスとも連携可能なので、相乗効果も期待できるでしょう。

また、ICカードで出退勤時間をタッチすることで、勤怠情報に加えて交通費も同時に読み取れるため、担当者の業務負担が軽減されます。

無料トライアルの期間が最長2ヶ月と他システムと比較しても長いため、じっくり試してから導入を決められるのは嬉しいですね。

初期費用0円
参考料金月額200円 ※1名あたり
無料トライアルあり:最大2ヶ月無料
特徴・スマホがあればすぐに利用でき、導入・利用コストを最小限に抑えられる
・ICカードで交通費と勤怠情報を同時読み取りが可能

バイバイタイムカード

勤怠管理システム_比較_バイバイ タイムカード

出典:https://www.byebye-timecard.net/

バイバイタイムカードは、株式会社ネオレックスが提供している勤怠管理システムです。

クラウド勤怠管理システムの1,000人以上規模の市場において、8年連続でシェアNo.1を獲得している実績を持っています。

システムの平均レスポンスタイムが「0.02秒」という動作速度の早さをはじめとした快適に使える高品質が同システムの魅力と言えるしょう。

顧客ごとの集計ルールや就業規則をヒアリングし、従来のシステムでは実現が難しかった複雑な勤怠管理にも対応しているので、大企業におすすめです。

打刻方法も、スマホ・静脈認証・ICカードなど豊富に用意されているため、各現場に応じて選択もできます。

初期費用要問い合わせ
参考料金要問い合わせ
無料トライアル要問い合わせ
特徴・クラウド勤怠管理システムの1,000人以上規模の市場において、8年連続でシェアNo.1
・高品質で快適に使うことのできる大企業におすすめのシステム

リシテア/就業管理クラウドサービス

勤怠管理システム_比較_リシテア/就業管理クラウドサービス

出典:https://lysithea.jp/service/job_cloud/

リシテア/就業管理クラウドサービスは、株式会社日立ソリューションズが提供している勤怠管理システムです。

25年以上、1,490社を超える導入実績を持つパッケージ製品「リシテア/就業管理」をベースに開発されたクラウド版です。

これまでのノウハウをもとに勤怠管理に必要な機能が豊富に用意されているので、人事担当者の心強い味方になってくれるでしょう。

時間労働の是正・年休取得推進など一人ひとりの「働く」の支援に優れ、外国語対応やアラート通知機能などが標準搭載している点もメリットですね。

初期費用要問い合わせ
参考料金月額350円~ ※1名あたり・300名までの利用
無料トライアルあり:最大60日間
特徴・25年以上1,490社を超える導入実績のノウハウを活かしたシステム
・一人ひとりの「働く」の支援に優れ、外国語対応やアラート通知機能などが標準搭載

勤怠管理システムの導入によって期待できるメリット

勤怠管理システム_比較_勤怠管理システムの導入によって期待できる効果

ここからは勤怠管理システムを導入することで期待されるメリットを紹介していきます。

多くの企業で導入の決断につながった代表的な3つの項目を説明するので、参考にしてください。

勤怠管理システムの導入によって期待できるメリット

業務負荷が軽減される

タイムカードやExcelでの勤怠管理の難点として、担当者の負担の大きさが挙げられます。

タイムカード・Excelによる勤怠管理の負担
  • 回収作業の手間がかかり、目視かつ手作業での集計が必要
  • 従業員1人ずつ勤怠状況の確認しなければならない
  • 雇用形態・勤務形態が異なると作業がより煩雑になる
  • 打刻ミス・打刻忘れがあったときの修正作業に時間がかかる
  • 月末(締め日)の作業量が多くなり、負担が増す
  • 担当者がいないと業務が回らない可能性がある

しかし勤怠管理システムでは、集計作業は自動で行われ、リアルタイムで労働時間・残業時間が把握できることから大幅に業務負荷が軽減されます。

軽減によって人件費の削減もしくはその時間を他の業務へ有効的に使えば経営面にも良い影響を与えるでしょう。

さらに作業ミスが減ることも期待でき、属人化の防止にもつながるので、業務の滞りを避けるメリットもあります。

法改正への対応がスムーズになる

2019年から働き方改革関連法が施行され、違反した事業者には罰金・懲罰が課される可能性があります。

主な働き方改革関連法の施行内容
  • 残業時間(時間外労働)の規制の厳格化
  • 労働時間の把握義務
  • 年5日の有休休暇の消化義務
  • 同一労働同一賃金のルール整備

これらに関連して例えば、運送業界では2023年問題・2024年問題に直面しており、業界特有の問題にも対応が必要です。

そのため、企業には正確な勤怠管理が求められていますが、相応の知識が必要かつ改正があるごとに対応するのは非常に大変でしょう。

勤怠管理システムでは、法改正に対して自動対応もしくはアラート通知をしてくれるので、うっかり違反してしまう心配がいりません。

また正確な労務管理は、職場環境の改善にもつながることから、従業員の働きやすい環境も実現できます。

不正打刻を防止できる

一般的に勤怠管理システムでは、出退勤時に従業員自らの手で打刻するため、「誰が」「いつ」「どこで」打刻したかが明確です。

またシステムによっては、生体・静脈認証などの本人確認が必要な機能、GPSの位置情報による場所を問わず勤怠報告ができる機能が搭載されています。

そのため、常駐や直行直帰勤務、工場などの大人数で担当者の目が届きにくい場所においても虚偽申告やなりすましといった不正打刻を防げます。

従業員の勤怠状況もデータで一元管理できるので、勤怠管理も容易になるでしょう。

勤怠管理システムを選ぶときのポイント

勤怠管理システム_比較_勤怠管理システムを選ぶときのポイント

ここまでに紹介したように勤怠管理システムと一口に言っても、各社からさまざまな特徴を持った異なるシステムが提供されています。

そのため、自社にとって最適なツールを選ぶことが重要で、システム選びに失敗してしまうと期待される効果が得られません。

そこで勤怠管理システムを選ぶときのポイントを3つ紹介します。

自社とシステムの相性が良いか

勤怠管理システムによって得意な企業規模やメインとしている対象が異なります。

例えば、大企業だと勤務形態や就業ルールが複雑な場合が多いことからカスタマイズ型で自社に合わせてくれるシステムが良いでしょう。

反対に小規模の場合は汎用性が高く、低コストで提供されているシステムがおすすめです。

また、システムの提供形態も1つの基準になるので、総合的に自社と相性が良いシステムを選んでください。

主な働き方改革関連法の施行内容
  • クラウド型:インターネット環境があれば場所を問わず利用でき、比較的安価に導入可能
  • オンプレミス型:自社サーバーにインストールして利用、セキュリティ面に強くカスタマイズ性に優れる

サポート体制が充実しているか

各システムの違いが生まれやすいのが、サポート体制の内容です。

サポートは基本料金に含まれるシステムもあれば、オプション等で追加費用が必要なものまでさまざまです。

コストを優先しすぎて、導入後に大きな負担がかかって失敗したケースもあるので注意してください。

特に初めて勤怠管理システムを導入する場合、運用に不安がある場合はしっかりと確認しておくと良いでしょう。

サポート体制の確認事項
  • 導入前の初期設定対応はあるか
  • 導入後のフォローアップはどの程度あるか
  • サポートの形態は電話・チャット・メールどれか
  • 専任の担当者がサポートしてくれるか
  • サポートの窓口の営業時間

人事担当者・従業員にとって使いやすいシステムか

勤怠管理システムは担当者だけでなく従業員も使うことになるので、操作の相性が良いソフトを選びましょう。

いずれのシステムも使いやすいような設計・工夫がされているものの、デザインや仕様は各社で異なる特徴を持っています。

企業や従業員の特性によって合うシステムは変わってくるので、機能面とともに運用面の確認も重要なポイントです。

使わないと気づかないことや使ってみて初めてわかることもあるので、無料トライアルを活用して、使い勝手を試してから本格導入するのがおすすめです。

勤怠管理システム比較のまとめ

勤怠管理システム_比較_勤怠管理システム比較のまとめ

今回は、おすすめの勤怠管理システム10選、システムの導入メリットおよび選ぶときのポイントを中心に説明していきました。

勤怠管理システムを使うと、業務の負担軽減や労務管理の強化など多くのメリットがあり、人事担当者だけでなく従業員に良い影響が期待できます。

ただし、システムによって特徴や搭載機能が異なるので、自社にとって最適なものをしっかり吟味して選びましょう。

システムが多くて探すのが大変という方は、まずは本記事を参考にしてみてください。

この機会に勤怠管理システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。