新型コロナウイルスの感染によってオンライン化が進みました。
その影響もあってか、ビジネスでもプライベートでもビデオ通話アプリを利用することが増えてきましたよね。
しかし、種類が多すぎて、どれを使えばいいか迷っている方もいるのではないでしょうか?
本記事では、ビジネスやプライベートで利用できるビデオ通話アプリを比較し紹介しています。
この記事を読んで、自分や会社に合ったビデオ通話アプリを選びましょう。
- ビデオ通話アプリは使用目的で選ぶことが重要。
- ビデオ通話アプリを選ぶときは、費用と音声、データ量に注意しよう。
- Zoom以外にも大人数で利用できるビデオ通話アプリがある。
- 1対1の接客や営業で業務を効率化できる。
- ビデオ通話アプリを選ぶ際は、相手の気持ちになって考える。
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目次
ビデオ通話アプリ比較表
Zoomやskype、日本ではLINEなど有名なビデオ通話アプリは多く存在します。
しかし、各ツールが他のツールに比べて、何が優れているのかってわかりづらいですよね?
そこで、各ツールの比較表を作成しました!
全体、ビジネス用、プライベート用と3つに分けて比較表を作成したので、気になるところからご覧ください。
ビデオ通話アプリ一覧比較表
全9種類のビデオ通話アプリの比較表です。
比較項目は、通話人数、使いやすさ、アカウント登録、音質で比べました。
グループ通話 | 使いやすさ | アカウント登録 | 音質 | |
---|---|---|---|---|
Skype | 50人まで | ◎ | Microsoft アカウント | 〇 |
Zoom | 100人~500人 | ◎ | なしでも可 | ◎ |
Slack | 15人 | 〇 | メールアドレス | △ |
Google Meet | 100人 | 〇 | Gmailアカウント | 〇 |
Webex | 1000人 | 〇 | なしでも可 | ◎ |
Microsoft Teams | 10000人 | △ | Microsoft アカウント | 〇 |
LINE | 500人 | 〇 | 電話番号 | 〇 |
Discord | 25人 | △ | メールアドレス | △ |
Messenger | 6人 | 〇 | Facebookアカウント | 〇 |
ビデオ通話アプリ|ビジネス用比較表
ビジネス用で使用できるビデオ通話アプリ6つの比較表です。
導入しやすさ以外にも、セミナーや営業などの業務で使いやすいかを比較しました。
導入のしやすさ | セミナー利用 | 接客利用 | 営業利用 | |
---|---|---|---|---|
Skype | 〇 | 〇 | △ | △ |
Zoom | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
Slack | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ |
Google Meet | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
Webex | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
Microsoft Teams | △ | ✕ | △ | △ |
ビデオ通話アプリ|プライベート用比較表
プライベート用で利用できるビデオ通話アプリを比較しました。
最近では、オンライン飲み会や、ゲームをしながらの通話などで利用されています。
その際の使いやすさやフィルター機能などで比較しました。
オンライン飲み会 | フィルター加工 | ゲーム利用 | |
---|---|---|---|
LINE | ◎ | 〇 | 〇 |
Discord | △ | ✕ | ◎ |
Messenger | 〇 | ◎ | ✕ |
ビデオ通話アプリおすすめ9選!無料で使えるアプリも!
多くのビデオ通話アプリがある中で、どれを選べば良いのでしょうか?
- とりあえずZoomで良いのではないか?
- みんな使用しているからLIENにしよう
- Googel Meet を使ってる企業も多い気がする
なんとなくの判断では、後々後悔してしまいます。
正しく判断するために、各ビデオ通話アプリの特徴を確認しましょう!
Skype
出典:skype
- 基本利用料が無料
- どのデバイスでも利用できる
- 無料版なら1ヶ月で100時間通話できる
Skypeは、元祖ビデオ通話アプリと言っても過言ではないツールになります。
LINEなどが普及する前から使用されているため、20代以降はアカウントを作成している方が多いようです。
料金体系
プラン | 月額料金 |
---|---|
無料プラン | 0円 |
世界中への月額プラン | 1,675円 |
国別月額プラン | 475円~(日本の場合) |
Microsoft 365 Personal | 1,082円 |
- 世界中の人と話したい
- 海外に住んでいる
- 海外出張が多い
Zoom
出典:zoom
- 大人数でも利用できる
- 充実した機能
- 通信環境に左右されない
世界中で支持されているのがZoomです。
日本でも、企業などのビジネス利用から、オンライン飲み会などでも使用されています。
料金体系
プラン | 月額料金 |
---|---|
基本 | 0円 |
プロ | 2,000円 |
ビジネス | 2,700円 |
企業 | 2,700円~ |
- 大人数で使用したい
- オンラインセミナーなどで使用する
- 導入しやすいアプリを探している
Slack
出典:slack
- ビジネス向けチャットツール
- スマホでも簡単に利用可能
- 複数のチャンネルを作成できる
Slackとは、2013年にアメリカでリリースされたコミュニケーションツールです。
一般的にビジネスで利用されています。
日本でも認知度が高まっていて、多くの企業が有料プランを使用しているようです。
料金体系
プラン | 月額料金 |
---|---|
フリー | 0円 |
プロ | 850円 |
ビジネスプラス | 1,600円 |
Enterprice Grid | 企業ごとに見積もり |
- チャットなどのコミュニケーションツールとしても使用したい
- 作業や部門ごとにわけて管理したい
- 他のサービスとも連携したい
Google Meet
- アプリダウンロードが必要ない
- セキュリティ面が強い
- Googel系のサービスと連携しやすい
Google Meetとは、Google社が提供するビデオ通話アプリです。
アプリのダウンロードが必要なく、WEBクラウド上ですぐに利用できます。
料金体系
プラン | 月額料金 |
---|---|
Google Meet | 0円 |
Google Workspace Indiviual | $7.99 |
Google Workspace Enterprice | 企業ごとに見積もり |
- アプリのダウンロードをしたくない
- シンプルで手軽に利用したい
- 導入に時間を使いたくない
Webex
出典:Webex
- Zoomに次ぐ世界規模のアプリ
- 画質・音質が高い
- 強靭なセキュリティ
Webexとは、アメリカのシスコシステムズが提供するビデオ通話アプリです。
Zoom同様、世界中で利用されています。
2007年にWeb会議システム市場に参入しているので、ノウハウは他のビデオ通話アプリと一線を画すと言われているようです。
料金体系
プラン | 月額料金 |
---|---|
無料 | 0円 |
スターター | 1,490円 |
プラス | 1,980円 |
ビジネス | 2,980円 |
- 高品質なビデオ通話アプリを探している
- 海外との連携を行いたい
- オンラインセミナーでの利用も考えている
Microsoft Teams
- このツールひとつで完結できる
- ファイルなどの共有が簡単
- 視聴のみなら最大1万人で利用できる
Microsoft Teamsとは、Microsoft 社が2017年に開始したサービスです。
複数のメンバーと共同で作業するようなプロジェクトで活用しやすいビジネスツールになっています。
料金体系
プラン | 月額料金 |
---|---|
Microsoft Teams | 0円 |
Microsoft Teams Essentials | 430円 |
Microsoft 365 Business Basic | 650円 |
Microsoft 365 Personal | 1,284円 |
Microsoft 365 Business Standard | 1,360円 |
- 共同作業しながら使用したい
- 業務でMicrosoft社のツールをよく利用している
- 1000人以上で利用したい
LINE
出典:LINE
- 日本で最も多く使われている
- 最大500人まで通話可能
- 通話時間が無制限
LINEとは、日本で最も多く使用されているコミュニケーションツールです。
若い年代からお年寄りまで、多くの世代で利用されています。
料金体系
無料
- 友人とのビデオ通話として利用したい
- オンライン飲み会を開きたい
- プライベートで利用したい
Discord
- ゲーマー向けチャットツール
- 多くのファンコミュニティなどで利用されている
- 1対1から1000人規模のコミュニケーションが可能
Discordとは、アメリカで誕生したボイスチャットサービスです。
音声とテキストの両方によるコミュニケーションが可能になります。
主にオンラインゲームのプレイヤー同士が使用するサービスとして認知されています。
料金体系
プラン | 月額料金 |
---|---|
Discord | 0円 |
Discord Nitro | $9.99 |
- コミュニケーションをとりながらビデオ通話したい
- ファンコミュニティを作りたい
- 無料で使用したい
Messenger
出典:Messenger
- エフェクトやキャラクターマスクなどが豊富
- 写真の保存と送信が簡単
- リアクションに反応するアニメーション機能
Messengerとは、Facebookユーザー同士がリアルタイムでメッセージのやり取りを行えるアプリです。
ビデオ通話アプリとしても使用可能で、多くのエフェクトやリアクション機能がついています。
料金体系
無料
- Facebookを良く使用している
- 家族や友人と楽しくビデオ通話がしたい
- エフェクトやリアクション機能を使用したい
ビデオ通話アプリの選び方とは
多くのビデオ通話アプリの中から、自分や会社に合ったツールを選ぶのは大変ですよね。
ビジネス用で使うのかプライベート用で使うのかによっても、選び方は変わってきます。
使用目的、予算、認知度の3つの軸で選ぶと、自分や会社に合ったアプリを選択できるようになるのです!
各項目を確認していきましょう!
使用目的で選ぶ
使用目的によって、ビデオ通話アプリを選択すると、自分に合ったものを選べます。
例えばビジネス用で使用する場合、
- 会社内で共同作業しながら使用したい→Microsoft Teams
- オンラインセミナーで使用したい→Zoom、Webex
- 営業や接客で使用したい→Google Meet
このように選択することができます。
また、プライベート用の場合も、
- 友人や家族と話したい→LINE、Messenger
- オンライン飲み会をしたい→LINE、Zoom
- 会話しながらゲームがしたい→Discord
といったように選ぶことができるのです。
予算で選ぶ
予算によって、ビデオ通話アプリを選ぶことも重要です。
ビデオ通話アプリは、1ユーザーあたりの料金で計算されることが多くあります。
会社で導入する場合は、予算がいくらで何人のユーザー登録をするのかなどからビデオ通話アプリを選ぶと良いでしょう。
プライベート使用の場合も同じです。
基本的には費用をかけたくない方が多いと思います。
そういった場合は、LINEやMessengerなどを使用すると良いでしょう。
「少し費用がかかってもいいから大人数で使用したい」という場合はZoomなども選択できます。
認知度で選ぶ
認知度によって、使用するビデオ通話アプリを選ぶことも重要です。
営業や接客で使用する場合は、相手が使いやすいビデオ通話アプリを使用するとストレスなく進められます。
しかし、相手が知らないビデオ通話アプリや、認知度が低いものを使用すると、スムーズに進められません。
そうなると、大事なお客様や商談相手にストレスを与えてしまいます。
そういったことがないように、ある程度認知度が高いビデオ通話アプリを選択するとよいでしょう。
プライベート使用も同様です。
友人や家族が使いづらいものを使用すると時間がかかってしまいます。
特に機能などにこだわりがない場合は、認知度の高いビデオ通話アプリを使用しましょう!
ビデオ通話アプリを比較する際の注意点
多くのビデオ通話アプリからひとつ選ぶときに、比較する方は多いと思います。
使用するのであれば、自分に合ったビデオ通話アプリを使用したいものです。
しかし、ビデオ通話アプリを比較する際には、いくつかのポイントに注意する必要があります。
ビデオ通話アプリを比較する際に注意するポイントについて確認していきましょう。
無料で使えるか
ビデオ通話アプリを比較する際には、無料で使えるかどうかに注意しましょう。
事前に情報を集めることは重要ですが、実際にアプリを使用することで、自分が求めていたものかが判断できます。
- 欲しい機能が使用できたかどうか
- 使いやすいか
- 会社や友人が使用しやすいか
など、実際に使用して確かめましょう。
ほとんどのビデオ通話アプリでは、無料プランが存在します。
しかし、中には無料プランがないことや、課金制のアプリも存在するので注意が必要です。
アカウント登録が必要か
ビデオ通話アプリによっては、アカウント登録が必要です。
インストールをすればすぐに利用できるものと、メールアドレス等のアカウント登録が必要なものとで分けられます。
例えば、ZoomやWebexなどは、ホスト側がアカウントを持っていれば、大人数を集めてのビデオ通話が可能です。
仮にオンラインセミナーを行う場合でも、アカウントが必要なのは主催者側だけで済みます。
一度に大人数で使用できるビデオ通話アプリは、オンラインセミナーなどに最適です。
しかし、参加者がアカウントを作成する必要があると、面倒な作業になってしまいます。
よって、大人数で使用する場合などは、アカウント登録の有無を確認しましょう。
データや音質
データ通信の軽さも、ビデオ通話アプリを選ぶ際にはポイントになります。
状況によっては、スマホやタブレットから参加する人もいるはずです。
その場合は、なるべくデータ通信が重くならない方が、利用者としてはストレスなく使用できるでしょう。
基本的には、Wi-Fi環境が整った場所であれば、快適に使用できます。
しかし、参加者が多かったり、外出先で使用する場合などはデータ量が気になるところです。
データが重く、途中で止まってしまうなどのトラブルも起きやすくなります。
そういったトラブルを防ぐためにも、データ量を確認しましょう。
また、音質の良さもポイントになります。
相手の顔を見ながら会話できるのがビデオ通話アプリの良さです。
しかし、相手の声が聞き取りにくければストレスが溜まってしまいます。
SkypeやGoogle Meetなどには、発言が自動的に字幕として表示される機能があります。
このようなサービスがあれば安心です。
また、Discordはゲームしながらでも音質が落ちにくいアプリと言われています。
特に大人数で行うセミナーなどは、聞き返しができないので、音質が良いビデオ通話アプリを使用しましょう。
無料でも利用可能なビデオ通話アプリでできること
コロナの影響もあり、ビデオ通話アプリを使用する場面は増えてきました。
いろいろな場面で使用できますが、他にはどんな使い方があるのでしょうか?
ビデオ通話アプリでできることを確認していきましょう!
会議
今までは対面で行っていた会議も、コロナ後はオンラインで行うことが多くなっています。
対面ではないので、自宅や出張先でも会議に参加可能です。
人によっては、
- 対面の方がやりやすい
- 資料の共有などが面倒
などの意見もよく聞きますよね。
しかし、ビデオ通話アプリも日々進化しています。
資料共有の簡略化や、共同作業の改善、リアクション機能など、対面に近い会議ができるようになっているのです。
対面と全く同じとはいきませんが、オンラインで会議ができると業務効率化にもつながります。
まだ取り入れていない企業は、一度検討してみるのも良いかもしれません。
オンラインセミナー
最近では、オンラインセミナーでの利用も増えています。
会議と同様、対面で行えなくなったことからZoomなどを使用して、オンラインでセミナーを開催するものです。
ワークショップなど対面でしかできない内容のものは実施が難しいでしょう。
しかし、今までは対面だったため東京周辺の方しか参加できなかったものが、全国参加可能へと変わります。
参加へのハードルも下がるでしょう。
また、会場などを借りる必要もないので、経費削減にもつながります。
接客
小売業界のDX化が推進される流れがあったことから、オンラインでの接客対応もスタンダード化しつつあります。
オンライン診断を行っている病院も増えてきました。
接客でビデオ通話アプリを使用する場合は、お客様目線になることが重要です。
- お客様が使いやすいか
- アカウント作成などのハードルはあるか
- スマホでも参加できるか
など、お客様のハードルを少しでも下げた状態にしましょう。
商談
商談時も、オンラインで行うことが多くなりました。
実際に相手方の会社まで行ったり、カフェなどで行う場合は、時間とお金がかかってしまいます。
そこで、ビデオ通話アプリを使用した商談が増えているのです。
時間もかからないので、商談の効率化が図れます。
また、録画も可能ですので、貴重な情報として残しおけるでしょう。
オンライン飲み会
オンライン上で飲み会をする、「オンライン飲み会」も増えてきました。
コロナの影響で、飲食店での飲み会ができなくなった解決策として、芸能人なども行っているようです。
対面ではないので、費用も抑えられるでしょう。
また、遠くの友人や家族とも飲み会を楽しむことができます。
もし眠くなっても、ベッドはすぐ横にあるので安心です。
コロナがおさまった後でも、安く手軽に飲み会ができるやり方として、残るかもしれません。
おすすめのビデオ通話アプリのまとめ
新型コロナウイルスやIT技術の発達により、ビデオ通話アプリが多く使用されています。
会社内やビジネス利用はもとより、教育期間でのオンライン授業などの必要性は、日々高まっていくでしょう。
ビデオ通話アプリを使用すれば、無駄な通勤や通学が減り、多くの時間が生まれます。
そのような背景もあり、多くのビデオ通話アプリが生まれてきました。
その中から、一番合うビデオ通話アプリを選ぶのは時間がかかるでしょう。
確実に合うビデオ通話アプリを探すには、実際に使ってみることが重要です。
多くのビデオ通話アプリには無料プランが存在します。
今回のような比較記事などを参考にした後は、無料プランなどを使用し、実際に自分で触ってみましょう!