日本近代化の立役者《最終 第4回 昭和後期 編》

【まとめ】王と呼ばれた経営者たち

日本近代化の立役者《最終 第4回 昭和後期 編》

 アメリカの石油王ジョン・ロックフェラー、発明王トーマス・エジソン。彼らは自らの才覚で一代にして巨万の富を築き、「〇〇王」と称された。そして実は日本にも「〇〇王」がいた。今回は日本近代化の立役者となった日本の「〇〇王」たちをまとめてみた。

オートバイ王 本田 宗一郎 (ほんだ そういちろう)

 1906年生~1991年没。静岡県浜松市生まれ。本田技研工業の創始者。日本で初めて独自設計によるオートバイを製造し、1958年には『スーパーカブ』が発売され世界中で大ヒットする。世界トップクラスのオートバイメーカーを創り上げ、「オートバイ王」と呼ばれた。

不動産王 森 泰吉郎 (もり たいきちろう)

 1904年生~1993年没。東京都港区生まれ。森ビルの創始者。泰成(現 森トラスト・ホールディングス)、森ビルなどを創業した。『ラフォーレ原宿』、『アークヒルズ』など数多くの象徴的な商業施設やビル開発を行い、「不動産王」と呼ばれた。

インスタントラーメン王 安藤 百福 (あんどう ももふく)

 1910年生~2007年没。台湾生まれ。日清食品の創始者。『チキンラーメン』、『カップヌードル』などを生み出した。世界で初めてインスタントラーメンを開発し、現代人の食文化に大きな影響を与え、「インスタントラーメン王」と呼ばれた。

流通王 中内 㓛 (なかうち いさお)

 1922年生~2005年没。大阪府大阪市生まれ。ダイエーの創始者。欧米型のスーパーマーケットを日本で普及させ、流通システムの最適化によって価格破壊を起こした。消費者目線の安価な商品を提供する革命を起こし、「流通王」と呼ばれた。

まとめ

 現代における日本の豊かな生活は、彼らの功績によって生み出されたと言っても過言ではない。今なお我々の生活に根付くインフラやサービスを生み出した「〇〇王」たち。歴史を振り返って彼らの経営を学べば、企業を永続させるヒントを得られるかもしれない。

(完)


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