株式会社すごい組織 代表取締役社長 / マネジメントコーチ 森 吉庸

「目標達成」に特化した会議の導入で、会社を飛躍的に成長させよ

株式会社すごい組織 代表取締役社長 / マネジメントコーチ 森 吉庸

順調に売上を伸ばしている中小・ベンチャー企業が、さらなる飛躍を望む場合、社内メンバーの成長は欠かせない。しかし、メンバーの育成に苦慮する経営者は多い。そうしたなか、企業に対して組織変革の支援を手がけている「すごい組織」代表の森氏は、「社内会議のあり方を変えれば、メンバー全員が当事者意識を持って目標を達成するためのPDCAサイクルを高速で回せるようになり、結果として会社が成長する」と語る。これまで多くの中小・ベンチャー企業の業績拡大を支援してきた同氏に、会社をさらに飛躍させるための要諦を聞いた。

組織が目標を達成し続ける仕組みをつくることは可能

―成長フェーズにある中小・ベンチャー企業の経営者が抱えがちな課題はなんでしょう。

 経営者が求める基準で問題解決が進まないことや、人材育成に悩む経営者は多いですね。成長フェーズの会社で起こりがちなのは、これまで経営者がトップダウンで意思決定して業績を上げてきたものの、業容の拡大や従業員数が増えるに従い、そうしたマネジメントだけでは手が回らなくなっているケースです。「さらなる成長のために新規事業を立ち上げる」といった場合は、なおさらでしょう。そこで、社内のメンバー自らが意思決定して実行していくことが求められるのですが、いきなり「自分で目標達成のやり方を考えて成果を出せ」と言われても、すぐにできるものではありません。そのため、問題解決も進まず、結果として停滞フェーズに陥りかねないのです。

―どうすれば、そうした課題を解決できますか。

 期待を超えるような問題解決や人材育成は一朝一夕にはできませんが、組織がチャレンジングな目標を達成するための仕組みをつくり出すことは可能です。当社では、「すごい会議」の導入支援を通じて、その伴走を行っています。「すごい会議」とは、アメリカで生まれた会議手法で、企業で日常的に行われている会議をより生産性高く、建設的に行うためのメソッドです。

 営業会社の会議などで上長が部下に売上報告を聞き、目標を達成していない場合、「なぜ達成できないのか」と1人ずつ詰めるケースはありがちだと思います。しかしその場合、部下が言い訳をしたり沈黙したりするので、建設的ではありません。なにより、そんなやり取りに終始すると、一番肝心な「目標を達成する」ための具体策が形成されにくくなります。一方、「すごい会議」は、目標達成や課題解決することに特化した会議を行うのです。

―会議のやり方を詳しく教えてください。

 簡単に言うと、「なぜ目標を達成できないのか」ではなく「どのようにすれば目標を達成できるか」という観点で会議を進めていきます。たとえば、飲食店で「月に5,000人だった集客を1万人に増やしたい」という目標を掲げたとします。一見、「2倍にするのはムリだ」と思いがちですが、会議に参加したメンバー全員で「どのようにすれば達成できるか」の解決策を出し尽くします。その過程で生まれた主張や意見に対しては、否定的な議論はルール上できないようにするため、ベテランや若手に関係なく忖度のないオリジナルの意見が集められます。それを繰り返し、一番目標が達成できそうな解決策を全員で選びます。いい案が出ないときは「ではA店、B店、C店のうち、集客がうまくいっている店舗はなにをしているか」などと質問を変えると、徐々に解決策が見えてきます。そして、解決策が決まれば、次の会議で進捗状況を確認し、PDCAサイクルを高速で回していくのです。また全員で合意形成を明確化していることにより、メンバーは当事者意識を持ち、自身の役割を果たすことにまい進できるというわけです。すごい会議では、会議におけるメンバーへの質問内容や会議で言ってはいけないことなどの手順やルールをシステマチックに細かくフレームワーク化しているため、ファシリテーターの属人的な力量に依存しすぎない会議を進められるのが特徴です。

会議を導入したIT企業で、営業利益が約6倍にアップ

―成功事例を教えてください。

 従業員数が約130名規模のIT企業を支援した際の成果をお話ししましょう。その会社は社長がトップダウンで事業を進めており、業績が伸び悩んでいました。そこで当社が「すごい会議」を導入したところ、売上約25億円、営業利益約7,000万円から、約2年で売上約36億円、営業利益が4億5,000万円にまで伸ばすことができました。すべての成果が「すごい会議」の功績とまでは言いませんが、営業利益に関しては約6倍の成長です。社長が大きく介在しなくても、現場の従業員の力量で目標を大きく達成できる組織に変えることができたのです。現在、同社では「すごい会議」自体が組織文化として浸透しています。

―なぜ、森さんは「すごい会議」を提供するようになったのですか。

 それは、私の前職であるリンクアンドモチベーションでの経験が原点になっています。社内でITのサブスクリプションサービスが新たに立ち上がったのですが、若手を中心に受注が伸び悩む時期がありました。その際、「すごい会議」で出た解決策を推進し、数ヵ月で受注数が一気に増え、チャレンジングな目標を達成しました。私は別支社で働いていたのですが、その部署の変わりぶりを目の当たりにし、非常に感銘したのを覚えています。現在、その事業は売上約70億円で、業界で日本トップレベルにまで成長しています。私自身、それがきっかけで興味を持ち、「すごい会議」の認定コーチ資格を取得した後に現在の会社を立ち上げ、このメソッドで日本中の企業を盛り立てていきたいと考えたのです。

新卒社員の戦力化や幹部育成も支援

―さらに会社を成長させたいと望む、中小・ベンチャー企業の経営者にアドバイスをお願いします。

 まずは、壮大な目標を描いてほしいですね。目標を立てれば必ず達成できるわけではないですが、やはり会社の成長は目標の高さに比例しますから。経営者の醍醐味は、会社の目標を自分自身で決定できることだと思います。ですから、社会を変えるくらいの理想を持って目標を決めていただきたいです。その目標に向けて事業を進めていくと、やがて現時点の事業規模とのギャップが生まれてくるでしょう。そのギャップの解決が難しいように見えるときは、ぜひ当社の「すごい会議」を導入してほしいですね。また、当社では私が前職時代に新人研修や幹部研修で約2万人を支援してきた経験と会議を融合させることで、新卒社員の戦力化や幹部育成も手がけています。人事施策も広範囲にサポートできるので、興味のある経営者の方々は一度問い合わせてほしいですね。

森 吉庸(もり よしのぶ)プロフィール

1983年、大阪府生まれ。2007年に早稲田大学を卒業後、株式会社リンクアンドモチベーションに入社。その後、12年半にわたって、中小・ベンチャー企業から大手企業まで約500社の理念浸透、人事制度、教育研修、人材採用コンサルティングに従事し、組織人事コンサルタントとしての経験と実績を積む。2019年に独立し、「すごい会議」の認定コーチ資格を取得。2021年に株式会社すごい組織を設立し、代表取締役社長に就任する。

株式会社すごい組織

設立 2021年4月
事業内容 「すごい会議」と組織人事コンサルティングによる企業変革支援
URL https://www.sugoiteam.jp/
「すごい会議」に関するお問い合わせはこちら
Mail : info@sugoiteam.jp
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