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SBIホールディングス株式会社 代表取締役 執行役員CEO 北尾 吉孝

自己変革をくり返し、熾烈なグローバル競争を勝ち抜け

※下記は経営者通信17号(2012年2月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―中国をはじめとしたアジア経済はどうなると予想していますか。

北尾:すでに世界各国で金融政策の転換が行われましたが、今年はもっと顕著に現れるでしょう。こういった金融緩和が進めば、輸出に強いアジアの国々にとってプラスになります。ただし、ヨーロッパの需要は期待できません。アメリカの需要もそこそこ。ですから、中国は外需から内需中心の成長に切り替えるべきです。実際、内需が活発なインドネシアはリーマン・ショックの影響をほとんど受けませんでした。そういう政策的な取り組みがカギになります。また、2012年は世界的に指導者が交代する年ですが、最も注視すべきなのは中国です。胡錦濤政権から習近平政権に代わり、政策がどう変わるのか。民主化の方向に進むのか、あるいは逆の方向に進むのか。もし民主化運動を弾圧するようなことがあれば、天安門事件のような大騒動が起きる可能性がある。それは人道的観点だけでなく、世界経済にとっても非常に恐ろしいことです。

―中東の民主化運動は世界経済にどのような影響を与えるのでしょうか。

北尾:すでにエジプト、チュニジア、リビアで民主化運動が起き、残るはシリアぐらいになってきました。ですからシリアの決着がつけば、様々な形でインフラ需要が発生すると思います。たとえばリビアは産油国なので、潤沢なオイルマネーを使ってインフラを作り直すでしょう。そういった点は世界経済にプラスに働く可能性がありますね。

―最後に、日本経済の展望を聞かせてください。

北尾:日本は諸外国に比べて復興需要が発生します。政府から真水で十数兆円のお金が出ていくので、これを機にデフレからの脱却を目指すべきです。東北地方の復興をいかにデフレ脱却、内需拡大につなげていくか。政府の舵取り次第で日本経済の行方が変わると思います。

北尾 吉孝(きたお よしたか)プロフィール

1951年、兵庫県生まれ。1974年に慶応義塾大学経済学部を卒業後、野村證券株式会社に入社。ケンブリッジ大学経済学部へ留学後、世界を舞台に活躍。企業のM&Aや株式公開などに腕をふるう。1995年、孫正義社長に招聘され、ソフトバンク株式会社に常務取締役として入社し、ソフトバンクグループの急成長を支える。2005年、ソフトバンク取締役を退任。現在は、SBIホールディングス株式会社の代表取締役執行役員CEO。また、公益財団法人SBI子ども希望財団理事およびSBI大学院大学学長も務める。中国古典に造詣が深く、関連著書も多い。

SBIホールディングス株式会社

設立 1999年7月8日
資本金 816億6,300万円
売上高 1,410億8,100万円(2011年3月期)
従業員数 3,397名(連結:2011年3月31日現在)
事業内容 株式等の保有を通じた金融企業グループの統括・運営等
URL http://www.sbigroup.co.jp/

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