導入による具体的なメリット、製品の比較方法、重視するポイントを解説します。
無料の製品や、Excelとの違いについても紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
- プロジェクト管理ツールとは、プロジェクト作業を効率化するのに役立つツール
- プロジェクト管理ツールには5つのタイプがある
- プロジェクト管理ツールの比較ポイントは「自社が求める機能が搭載されているか」
- プロジェクト管理ツールのおすすめ製品はタイプ別に異なる
- プロジェクト管理ツールを導入する際に重要なのは「ツールの特徴」+「自社の特徴」
目次
プロジェクト管理ツールについて
プロジェクト管理ツールとは?
プロジェクト管理ツールとは、プロジェクトチームのタスクを集約し、管理するシステムのことです。
管理できる具体的な業務には、進捗管理や予算管理、スケジュール管理や案件管理などが挙げられます。
複数人でこれらのタスクを抱えていると、誰がどの仕事をどこまで進めているのか、わからなくなってくることもしばしば…。
プロジェクト管理ツールを導入することで、これらの複数の業務の進捗状況が一目でわかるようになります。
プロジェクト管理ツールを導入するメリット
プロジェクト管理システムを導入すると、作業の効率化が図れます。
タスクを進めるうえで必要な情報が一ヶ所にまとめられているので、行き違いによるミスを防ぐことが可能です。
また現状を共有することができるため、メンバーにかかる負荷を把握することができるのもメリットです。
具体的に把握できる業務は…
- 全体のタスク内容、量
- 担当者ごとのタスク内容、量
- コスト
- 手順やマニュアル
- 目標
- 期限
- スケジュール
- 問題点
- 作業の生産性
これらを一ヶ所にまとめて管理できるため、スムーズな情報共有が可能です。
リモートワークにも大変役立ちます。
一言でいうと、プロジェクトの状況をわかりやすく可視化できる!
プロジェクト管理ツールを比較・導入する際の注意点
プロジェクト管理ツールを比較する際に、どの項目を重視して比べたらよいかわからない場合もあるでしょう。
基本的には、自社の特徴と目的に合ったものを選ぶことが最も大切です。
そのために、「ツールの機能を把握」し、「自社の特徴を把握」するという2つのリサーチが必要になります。
ツールの機能は、これからタイプ別に詳しく述べていきます。
自社の特徴として把握しておくべき項目は、以下のとおりです。
- プロジェクトに関わる人数、期間、年齢層などの基本情報
- プロジェクトに独自の工程はあるか
- プロジェクトを進めるうえで現在困っていること、また予想される課題
- 現在どのような機能が欲しいと考えているか
- ツールを導入するための予算
実際に書き出してみる際の例が、以下のとおりです。
(例)
- 30人、現在のプロジェクトに2ヵ月必要だが今後の各種プロジェクトでも利用していきたい、50代の社員が多い
- 新製品の開発プロジェクトなので、独自の工程が多い
- 過去のメッセージが流れてしまった、個人のタスクの進捗状況が把握できていない
- 各メンバーのタスクを把握する機能、期限をリマインドする機能
- できれば無料で利用したいが、機能性を重視するためあまりこだわらない。相場に合わせる
簡単にいうと、
プロジェクト管理ツールについて知る + 自社の特徴を明らかにする
プロジェクト管理ツールの5つのタイプ
プロジェクト管理ツールを比較するのに、ツールについて理解することと、自社の特徴を把握することの2つが大切だとわかりました。
ここで、プロジェクト管理ツールについて詳しく分類していきたいと思います。
ツールを5つのタイプごとに解説しているので、どれが自社に適しているかを判断しながら読み進めてみてください。
クラウド型 or オンプレミス型
プロジェクト管理ツールは、まずこの2つに分類することができます。
どちらにも長所と短所があり、どちらが合っているかは企業によります。
クラウド型
- コストを抑えたい
- 社外と頻繁にやり取りを行う
- 他システムと連携したい
オンプレミス型
- セキュリティ対策をしっかりしたい
- ネットワークがなくても利用できるようにしたい
クラウド型 | オンプレミス型 | |
---|---|---|
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
多機能タイプ
プロジェクトに必要な機能がオールインワンで搭載されているタイプです。
「ガントチャート」「カレンダー」「チャット」など、組織内で役立つ機能を備えており、1台で生産性をぐっと上げられる点が強みです。
多機能である分、見やすさや使いやすさを重視して選ぶとよいでしょう。
ただし、自社に必要のない機能が多く含まれていると、無駄なコストがかかります。
その点には注意しましょう。
主な機能 | 詳しい説明 |
---|---|
進捗管理機能 | 作業計画と作業のズレを確認 |
ガントチャート機能 | 作業計画を視覚的に表示 |
WBS機能 | 作業を分解して構造化 |
カレンダー機能 | スケジュールを表で確認 |
コメント・チャット機能 | 円滑なコミュニケーション |
カンバン機能 | タスクを付箋のようにボードに貼り付け、進捗状況に合わせて移動。一覧性 |
テンプレート作成機能 | ワークフロー等をテンプレート化 |
チェックリスト機能 | ToDoリスト |
Wiki機能 | 社内情報を蓄積・共有 |
リマインド機能 | 期限をリマインド |
連携機能 | SlackやZoomと連携 |
マイタスク機能 | 各人のタスク管理 |
出力・入力機能 | Excel等で作成したガントチャート等をインポート またそれらをCSVにエクスポート |
アクティビティ表示機能 | 作業履歴 |
権限管理機能 | 権限編集 |
通知機能 | メール通知 |
スクラムボード機能 | 短期間タスクの進捗状況 |
もちろんこれらすべてが搭載されている必要はありません。
自社に必要な機能がある程度揃ったツールを選ぶと、あらゆる業務を効率化できます。
タスク管理に強いタイプ
スケジュール管理・タスク管理に特化しているタイプです。
「ガントチャート」「WBS」「カンバン」「マイタスク」などの機能を揃え、タスク管理を徹底的にサポートします。
機能が絞られるため、シンプルで使いやすいという特徴もあります。
※ガントチャート…スケジュールを可視化し、進捗を視覚的に示す。
※WBS…作業を細かく分解し、タスク完了までの全工程を洗い出す。
※カンバン…ボードに付箋を貼って移動させるように、進捗の動きを可視化する。
特定の業務に強いタイプ
独自の機能があり、特定の機能に特化しているタイプです。
独自の工程が多いプロジェクトチームにおすすめできるツールです。
特定の機能とは何か、具体的に見ていきましょう。
例
- アジャイル開発チーム
- スピーディーかつ正確な作業が求められるプロジェクト
→「スクラムボード」機能があれば、各タスクの進捗状況が一目で把握でき、透明性の高いコミュニケーションを図ることが可能です。
※スクラムボード…短期間で完了させるタスクについてリマインド機能を果たし、要件が急に変わる可能性のあるタスクに適している。
有料 or 無料
プロジェクト管理ツールには、有料のものと無料のものがあります。
無料版は、機能や人数、サービスを制限するという条件付きであるのが一般的です。
チームが少人数である場合や、サーバーをセットアップできる人がいる場合は、無料版の導入を検討してもよいでしょう。
- クラウド型:社内外で 頻繁に情報共有を行う企業におすすめ
- オンプレミス型:セキュリティを重視する企業におすすめ
- 多機能タイプ:タスク管理以外の業務も効率化したい企業におすすめ
- タスク管理に強いタイプ:タスク管理を強化したい企業におすすめ
- 特定の業務に強いタイプ:独自の作業工程が多い企業におすすめ無料タイプ:小規模な企業におすすめ
上記のタイプは、自社の特徴に合わせて採用することが大切です。
もちろん、一つのタイプだけではなく、いくつかを組み合わせて検討することも可能です。
プロジェクト管理ツールの比較ポイント6選
プロジェクト管理ツールを5つのタイプに分類したところで、どのように製品を絞っていくかを解説します。
製品の比較ポイントは6つです。
それぞれチェックし、ツールを厳選していきましょう。
自社の希望に合っているか
最も大切な項目です。
プロジェクト管理ツールのタイプや特徴と、自社の特徴とを比較してみましょう。
選んだあとにもう一度、自社に必要な機能が揃っているか、また不要な機能がありすぎないかを確認します。
クラウド型かオンプレミス型か
自社の特徴を押さえたうえで、どちらを選ぶのかを決めます。
上の項目にも含まれる要素ですが、これを決定すると製品を大きく絞ることができます。
それぞれの型のメリット・デメリットを確認しましょう。
コストが適当か
コストと一口にいっても、いくつかの視点があります。
- 有料 or 無料
- 初期費用
- 運用コスト
- 無料期間の有無
有料か無料かは、企業の規模・必要とするサービスの質によって選択するのがよいでしょう。
大事なのは、有料版を選んだ際のコストの見通しです。
「初期費用」「運用コスト」の2つを確認し、予算と照らし合わせます。初期費用が多くかかるのはオンプレミス型、運用コストが多くかかるのはクラウド型です。
運用コストの相場は、従量課金型の場合は1アカウントあたり月額500円〜1,500円、月額固定型の場合は月額10,000円〜50,000円です(利用人数が多い場合、月額固定型を選ぶのが望ましい)。
その他、無料期間があると、お試しでツールを利用することができます。
無料期間の有無も確認しておくと、より安心してツールを選べるでしょう。
費用相場 比較表
料金体系 | 料金相場 |
---|---|
従量課金型 | 月額500円~1,500円 /1アカウント |
月額固定型 | 月額10,000円~50,000円 |
言語が対応しているか
特に無料のプロジェクト管理ツールを採用する際には、日本語対応であるかを確認しましょう。
海外製のものだと、日本語に対応していないケースも見られます。また日本語対応であるとの記載があっても、一部のみ対応していたり、サポートは英語であったりする場合もあります。
注意してください。
セキュリティ面に不安がないか
プロジェクト管理ツールは、会社の重要な情報を記録するものになります。
外部に情報が漏れないよう、セキュリティ面において信頼できる製品かを調べましょう。クラウド型を選択する際に、特にチェックすべき項目です。
社員にとって使いやすいか
言語対社員にとって使いやすいか応とも関係しますが、使いやすさを重視することも大切です。
プログラミングなどのIT技術が必要ないもの、サポートがしっかりしているもの、表示が見やすいものなどを選びましょう。
すでにメンバーが利用したことのあるツールを選ぶのも一つの選択肢です。
自社の特徴とプロジェクト管理ツールのタイプをすり合わせ、比較ポイントを参考にして製品を絞ります。
(例)
自社の特徴
- 業種:製造業。
- 人数:約50人。50代の社員が多い。
- プロジェクトにかける期間:3ヵ月。だが今後の各種プロジェクトでも利用していきたい。
- 独自の工程:あり。新製品の開発プロジェクトである。
- 困った経験:工程ごとのスケジュールが細かく、把握しづらい。個人のタスクの進捗状況が把握できていない。
- 必要な機能:各メンバーのタスクを見やすく管理する機能。期限をリマインドする機能。
- 予算:初期費用を抑えたい。できれば安く済ませたい。
⇩
プロジェクト管理ツールのタイプ
- クラウド型(初期費用をかけずに、長く利用する予定であるため。月額固定型が望ましい。)
- タスク管理に強いタイプ(ガントチャート、カンバン、マイタスク、カレンダー、リマインドなどの機能)
- 特定の業務に強いタイプ(製造業の開発向け)
- 有料タイプ(なるべく初期費用+運用コストがかからないもの)
- その他(見やすさ、わかりやすさ)
⇩
製品を選ぶ
比較ポイント
- 上記の自社の希望に合っているか?
- クラウド型であるか?
- コストが適当か?
- 言語が対応しているか?
- セキュリティ面に不安がないか?
- 社員にとって使いやすいか?
⇩
製品を決定する
- 自社の希望に合っているか
- クラウド型かオンプレミス型か
- コストが適当か
- 言語が対応しているか
- セキュリティ面に不安がないか
- 社員にとって使いやすいか
プロジェクト管理ツールの機能・料金比較表
これから紹介していく、プロジェクト管理ツールのタイプ別のおすすめ商品を表にまとめました。
ツールの特徴・主な機能・料金・タイプ・おすすめする企業をそれぞれ挙げています。
自社の希望にあてはまる製品があれば、ぜひ詳しく見てみてください。
ツール名 | 特徴 | 機能 | 料金 | タイプ | おすすめ企業 |
---|---|---|---|---|---|
Bitrix24 |
|
カレンダー、時間管理、ビデオ会議、カンバン、ガントチャート、リマインダー等 | USD 2,990~ | オンプレミス型 |
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Backlog |
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カンバン、Wiki、ガントチャート、お知らせ、親子課題、テンプレート、カスタマイズ等 | 165,000円~ | オンプレミス型、多機能タイプ |
|
Redmine |
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ガントチャート、ロードマップ、カレンダー、連携、Wiki、お知らせ等 | オンプレミス型はなし | オンプレミス型、無料タイプ |
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Asana |
|
プロセス自動化、カンバン、タイムライン、カレンダー、連携、レポート、ガントチャート等 | Basic ¥0 Premium ¥1,200~ |
多機能タイプ、タスク管理に強いタイプ |
|
Notion |
|
リアルタイムコラボレーション、Wiki、連携、カスタマイズ、ワークフロー自動化等 |
|
多機能タイプ |
|
Trello |
|
タイムラインビュー、カレンダー、チェックリスト、ワークフロー、締切管理、フィードバック等 | FREE $0 STANDARD$5 USD($6 /月)~ |
タスク管理に強いタイプ |
|
Wrike |
|
カンバン、議事録、ダッシュボード、カレンダー、レポート、タイマー等 | 〈基本プラン〉 Free ・$0 Professional ・$9.80/ユーザー/月~ |
タスク管理に強いタイプ |
|
Lychee Redmine |
|
ガントチャート、カンバン、ダッシュボード、タイムマネジメント、コスト分析、プロジェクトレポート等 | フリー 0円 /月 スタンダード 800円 /月~ |
タスク管理に強いタイプ |
|
Jira Software |
|
スクラム、カンバン、バグ追跡、連携、テンプレート、カスタマイズ等 | Free ¥0 Standard ¥900(月額¥9,000)~ |
特定の業務に強いタイプ |
|
MA-EYESnc |
|
アサイン管理、プロジェクト見積、プロジェクト見積一覧、日付予定、売上予定、契約管理、原価情報等 | 約40,000円 /月~ | 特定の業務に強いタイプ |
|
Zac |
|
収支管理、予算立案、原価計算等 | 要問合せ
|
特定の業務に強いタイプ |
|
Brabio! |
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ガントチャート、進捗報告機能、Excel・CSV出力、コメントのメール通知、ToDoリスト等 | 無料プランあり 有料プラン:¥3,300/月~ |
無料タイプ |
|
Jooto |
|
カンバン、ガントチャート、コミュニケーション、CSVエクスポート、連携、ユーザー管理等 | 無料プラン ¥0 スタンダードプラン ¥500 /1ライセンス/月(年額の場合¥417/月)~ |
無料タイプ |
|
プロジェクト管理ツール|タイプ別おすすめ製品比較
プロジェクト管理ツールのおすすめ製品を、5つのタイプ別に紹介します。
どの製品も、機能などの特徴・料金・使いやすさ・強みを比較して選んでいます。
何を重視するかによって導入すべき製品は異なります。
それぞれじっくり比較してみてください。
オンプレミス型
多くの製品はクラウド型であるため、オンプレミス型に絞っておすすめ製品を紹介します。
セキュリティがしっかりしており、運用コストがかからないという特徴をもっています。
カスタマイズ性にも優れているタイプです。
Bitrix24
出典:https://www.bitrix24.jp/about/blogs/new/bitrix24-free-plan-ga-henkou-saremasu-2021.php
欧州を中心に、1000万以上のユーザーをサポートしている製品です。
クラウド型とオンプレミス型両方の機能を兼ね備えています。
35以上の機能を使用することができるという特徴があります。
特徴 |
|
---|---|
主な機能 | カレンダー、時間管理、ビデオ会議、カンバン、ガントチャート、リマインダー等 |
料金 | Business 50 USD 2,990 Business 100 USD 4,990 Business 250 USD 8,990 Business 500 USD 14,990 Enterprise 1000 USD 24,990 Enterprise 5000 USD 44,990 Enterprise UNLIM USD 59,990 |
おすすめする企業 |
|
Backlog
出典:https://backlog.com/ja/
大手企業を中心に採用されているツールです。
プロジェクト管理に必要な機能がオールインワンで搭載されています。
表示がシンプルで見やすいのも、人気の理由の一つです。
特徴 |
|
---|---|
主な機能 | カンバン、Wiki、ガントチャート、お知らせ、親子課題、テンプレート、カスタマイズ等 料金 |
料金 | 〜10人 165,000円 〜20人 330,000円 〜50人 495,000円 〜100人 660,000円 〜150人 742,500円 〜200人 825,000円 〜250人 907,500円 〜300人 990,000円 〜350人 1,072,500円 〜400人 1,155,000円 〜450人 1,237,500円 〜500人 1,320,000円・価格はすべて税込 ・501人以上は50人増えるごとに 82,500円ずつ増額 ・30日間の無料体験が可能 |
おすすめする企業 |
|
Redmine
出典:https://redmine.jp/overview/
タスクの進捗状況や担当者、情報共有などのプロジェクト管理に特化したツールです。
インストールを基本とした珍しい製品で、オンプレミス型は無料で利用できます。
初期設定の方法などがHPに詳しく記載されており、初めての導入でも安心できます。
特徴 |
|
---|---|
主な機能 | ガントチャート、ロードマップ、カレンダー、連携、Wiki、お知らせ等 |
料金 | オンプレミスはなし |
おすすめする企業 |
|
多機能タイプ
プロジェクト管理のほかに、多様な機能を備えています。
必要以上に機能が多いと操作が複雑になるため、解決したい問題が明確かつ複数ある場合におすすめです。
また、ある程度使い慣れている人がいると安心です。
Backlog
出典:https://backlog.com/ja/
大手企業を中心に採用されているツールです。
オンプレミス型かクラウド型かを選択することができます。
多彩な機能がオールインワンで搭載されているものの、シンプルで見やすい表示なのが大きな特徴です。
特徴 |
|
---|---|
主な機能 | カンバン、Wiki、ガントチャート、お知らせ、親子課題、テンプレート、カスタマイズ等 |
料金 |
価格はすべて税込 |
おすすめする企業 |
|
Asana
出典:https://asana.com/ja/guide/help/projects/sections
進捗管理はもちろん、コミュニケーションや部門ごとのコラボレーションにまで効率化を追求できます。
使いやすい直感的なデザインで、社内外のタスク管理に幅広く利用できます。
新たな機能「ワークフロービルダー」により、視覚的な情報を用いてタスクを自動化し、手作業の手間を極力省くことが可能です。
あらゆる他機能と連携でき、タスクを一元管理することに役立つこと間違いなしの製品です。
特徴 |
|
---|---|
主な機能 | プロセス自動化、カンバン、タイムライン、カレンダー、連携、レポート、ガントチャート等 |
料金 |
PremiumとBusinessは年間払いの場合 |
おすすめする企業 |
|
Notion
出典:https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1392643.html
すべてのチームが一丸となって機能するように、様々な分野で応用できる仕組みとなっています。
チーム・プロジェクト・ドキュメントをつなぎ、情報の分断を防止する効果があります。
ドラッグ&ドロップで簡単にカスタマイズでき、視覚的にも優れたシステムです。
特徴 |
|
---|---|
主な機能 | リアルタイムコラボレーション、Wiki、連携、カスタマイズ、ワークフロー自動化等 |
料金 |
無料のお試しあり |
おすすめする企業 |
|
タスク管理に強いタイプ
タスク管理に強いタイプには、カンバン方式、ガントチャート機能などが搭載されていることが必須です。
これらに機能が絞られており、価格が適当であるものを紹介します。
シンプルにタスク管理を強化したい企業は、以下の製品を見てみてください。
Trello
出典:https://trello.com/ja
はじめは最低限のタスクのみを可視化したボードから使い始め、作業の量に応じて機能を拡大させることができます。
「テーブルビュー」という独自の機能は、ボード間の作業を接続するはたらきをもちます。
また「Butler」という自動化機能により、単純作業を削減できるのが強みです。
特徴 |
|
---|---|
主な機能 | タイムラインビュー、カレンダー、チェックリスト、ワークフロー、締切管理、フィードバック等 |
料金 |
無料プランあり |
おすすめする企業 |
|
Asana
出典:https://asana.com/ja/guide/help/projects/sections
進捗管理はもちろん、コミュニケーションや部門ごとのコラボレーションにまで効率化を追求できます。
使いやすい直感的なデザインで、社内外のタスク管理に幅広く利用できます。
新たな機能「ワークフロービルダー」により、視覚的な情報を用いてタスクを自動化し、手作業の手間を極力省くことが可能です。
あらゆる他機能と連携でき、タスクを一元管理することに役立つこと間違いなしの製品です。
特徴 |
|
---|---|
主な機能 | プロセス自動化、カンバン、タイムライン、カレンダー、連携、レポート、ガントチャート等 |
料金 |
PremiumとBusinessは年間払いの場合 |
おすすめする企業 |
|
Wrike
出典:https://help.wrike.com/hc/ja/articles/115000711329-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%97-1-Wrike-%E3%81%AE%E7%94%BB%E9%9D%A2%E3%82%92%E8%A7%A6%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%8B
コラボレーションの面に強みをもつ製品です。
事前にフローを指定すると、部門を越えたタスクの共有が可能になり、スムーズに連携できます。
またデータセキュリティに信頼がおける点もおすすめポイントです。
特徴 |
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---|---|
主な機能 | カンバン、議事録、ダッシュボード、カレンダー、レポート、タイマー等 |
料金 | 〈基本プラン〉
〈マーケティング・デザイン部門〉
〈対クライアント業務〉
すべてのプランで無料プランあり |
おすすめする企業 |
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Lychee Redmine
出典:https://lychee-redmine.jp/
タスクごと・メンバーごとの進捗状況を、カラーの表やイナズマ線、クリティカルパスなどを用いて即座に把握できます。
見やすさはピカイチで、5,000社以上からの導入実績もあります。
無料のメールサポートを初めとした支援が充実しているほか、情報セキュリティが強化されたシステムです。
Redmineを拡張したバージョンで、よりプロジェクト管理に必要な機能が多く搭載されています。
特徴 |
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主な機能 | ガントチャート、カンバン、ダッシュボード、タイムマネジメント、コスト分析、プロジェクトレポート等 |
料金 |
←人気・30日間無料お試しあり |
おすすめする企業 |
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特定の業務に強いタイプ
アジャイル開発や製造業など、特殊な業務に特化した製品です。
一般的なツールではまかなえない機能を持ち合わせているのが特徴です。
業界特有のニーズがある企業は、こちらのタイプを検討してみてください。
Jira Software
出典:https://www.xlsoft.com/jp/products/atlassian/jirasoftware.html
アジャイル開発を行っているチームに最もおすすめしたいツールです。
特徴的なのはスクラムテンプレート機能で、時間制限をつけることにより、優先順位や全体像を把握できます。
同社が提供する他システムと連携できるのも特徴です。
特徴 |
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---|---|
主な機能 | スクラム、カンバン、バグ追跡、連携、テンプレート、カスタマイズ等 |
料金 |
Freeプランは10ユーザーまで、その他は20,000ユーザーまで |
おすすめする企業 |
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MA-EYESnc
出典:https://erp.maeyes.info/
システム開発業に適した、業界特化型のツールです。
売上予定や原価情報などを自動で計算する機能が搭載されているので、業務の効率化に役立ちます。
事前に予算を設定した上で業務実績を登録すると、素早い作業が期待できます。
特徴 |
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---|---|
主な機能 | アサイン管理、プロジェクト見積、プロジェクト見積一覧、日付予定、売上予定、契約管理、原価情報等 |
料金 |
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おすすめする企業 |
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Zac
出典:https://www.oro.com/zac/
経営管理に強く、プロジェクト別の収支管理機能を搭載しているのが特徴です。
各企画ごとの売上や原価を一元に管理する機能がついています。
これ1台でヒト・モノ・カネを管理できるのがポイントです。
特徴 |
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主な機能 | 収支管理、予算立案、原価計算 |
料金 | 要問合せ
一括ライセンス買取型、月額ライセンス利用型の2タイプから選択 |
おすすめする企業 |
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無料タイプ
導入にあたってコストがネックになっている企業や、ツールをお試しとして導入してみたい企業には、無料タイプがおすすめです。
料金がかからなくても、自社の必要とする機能が搭載されていれば、上手に使いこなせるケースもあります。
導入実績があり、安心して利用できる製品を厳選しました。
Brabio!
出典:https://brabio.jp/
ストレージ容量50MBまでかつ5人以下の組織であれば、永年無料で利用できます。
ガントチャート作成に特化しており、工程やスケジュールを簡単に管理することに役立ちます。
クラウド型プロジェクト管理ツールで3年連続シェアNo.1で、日本語に対応している製品です。
特徴 |
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---|---|
主な機能 | ガントチャート、進捗報告機能、Excel・CSV出力、コメントのメール通知、ToDoリスト等 |
料金 | 無料プラン:5人まで無料 有料プラン: 〈エントリープラン〉
〈ミッドレンジプラン〉
〈エンタープライズプラン〉 |
おすすめする企業 |
|
Jooto
出典:https://www.jooto.com/
カンバン方式のツールで、直感的に使えるシンプルなデザインです。
各タスクをドラッグ&ドロップするだけで、タスクの進捗状況を明らかにすることができます。
GoogleカレンダーやSlack、Chatworkとの連携も可能です。
特徴 |
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---|---|
主な機能 | カンバン、ガントチャート、コミュニケーション、CSVエクスポート、連携、ユーザー管理等 |
料金 |
|
おすすめする企業 |
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Redmine
出典:https://redmine.jp/overview/
タスクの進捗状況や担当者、情報共有などのプロジェクト管理に特化したツールです。
インストール版は無料で利用でき、ダウンロード版には無料プランがあります。
初期設定の方法などがHPに詳しく記載されており、初めての導入でも安心できます。
特徴 |
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---|---|
主な機能 | ガントチャート、ロードマップ、カレンダー、連携、Wiki、お知らせ等 |
料金 | インストール版はなし |
おすすめする企業 |
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プロジェクト管理ツールについてのQ&A
プロジェクト管理ツールは、Excelの管理機能とどう違うか
プロジェクト管理を行うのに、Excelを用いているという企業も多いかもしれません。
しかし、Excelは表計算ソフトです。
プロジェクト管理を行うために作られたものではありません。
当然使いにくさが生じますし、充分に現状を把握し計画に反映することは難しいと考えられます。
計画の変更に対応できなかったり、複数のタスクを横断的に表すことができなかったり、メンバーごとの負荷が見えなかったりと欠点が目立ちます。
そのため、規模の大きいプロジェクトを抱えるチームや計画を変更する可能性があるチーム、進捗状況を直感的に把握したい企業には、Excelは向いていないといえるでしょう。
プロジェクト管理は、Googleスプレッドシート・ Microsoft Teamsでできるのか
結論からいうと、プロジェクト管理をGoogleやMicrosoftの機能を用いて行うことは可能です。
無料で利用できるため、すでにGoogleやMicrosoftを使用している企業にはメリットも生まれます。
ただし、機能数は少なく、プロジェクト管理ツールを導入するよりは効率性を求められないというデメリットもあります。
Googleスプレッドシートには、ガントチャートやコミュニケーションツールはありません。
また、自ら作成する必要があるという欠点が見られます。一方Teamsはコミュニケーションをとることを目的としているため、スケジュール管理を行うのに適さないという特徴があります。
また、過去の記録を遡るのに手間がかかるのもデメリットです。
TeamsとTrello、Asanaなどのプロジェクト管理ツールは連携できるため、これらを併用すると、より使いやすさが生まれます。
プロジェクト管理ツールの比較 まとめ
プロジェクト管理ツールを導入する最大のメリットは、プロジェクトの状況をわかりやすく可視化し、業務を効率化できることです。
ツールを導入する際に最も重要になるのは、
「プロジェクト管理ツールについて知る + 自社の特徴を把握する」こと。
- クラウド型:社内外で頻繁に情報共有を行う企業におすすめ
- オンプレミス型:セキュリティを重視する企業におすすめ多機能タイプ:タスク管理以外の業務も効率化したい企業におすすめ
- 多機能タイプ:タスク管理以外の業務も効率化したい企業におすすめ
- タスク管理に強いタイプ:タスク管理を強化したい企業におすすめ
- 特定の業務に強いタイプ:独自の作業工程が多い企業におすすめ
- 無料タイプ:小規模な企業におすすめ
- 自社の希望に合っているか
- クラウド型かオンプレミス型か
- コストが適当か
- 言語が対応しているか
- セキュリティ面に不安がないか
- 社員にとって使いやすいか
上記の5つのタイプと6つの比較ポイントを踏まえて、自社が求める効果が得られるかを軸に検討することが大切です。
チームの生産性を向上させるためにも、ぜひ会社に合ったツールを導入することをおすすめします。