ホームページ制作会社の選び方は2つだけ|失敗しない比較・ひどい会社を回避する探し方

ホームページ制作会社の選び方

ホームページ制作会社の選び方を知りたい
どこを比較して選べばいいかわからない

この記事を読んでいるあなたは、上記のように考えているかもしれません。

そんなあなたに向けて、この記事では「ホームページ制作会社の選び方、比較ポイント、ひどい会社を避ける方法」をお伝えしていきます。

この記事のポイントざっくり言うと
  • ホームページ制作会社は「コンペ方式」と「指名発注方式」の2種類で選ぶ
  • ホームページ制作の目的を明確にする、ターゲットを設定する、デザインを決める、予算を決めるなどの前準備が必要

目次

ホームページ制作会社の選び方は2種類ある

ホームページ制作会社 選び方

ホームページ制作会社の選び方は、「コンペ方式」と「指名発注方式」の2種類があります。

どちらの方法にもメリットとデメリットがあるので、よく比較して選定しましょう。

ホームページ制作会社の選び方コツ①コンペ方式のメリット・デメリット

コンペ方式は、複数の会社から提案を出してもらい、最適な一社を選定する方法です。

複数社で競い合う形になるので、高いクオリティを確保しつつ、費用を安く抑えられるメリットがあります。

しかし、コンペ数が多いほど選定作業に時間とコストがかかります。

余裕をもったスケジュールが必要になるので、コンパを開催すべきかしっかりと検討が必要です。

ホームページ制作会社の選び方コツ②指名発注方式のメリット・デメリット

指名発注方式は、ホームページ制作会社を選定して発注する方法です。

自社で候補を選んで直接依頼をかけるため、コンペ方式のような選定作業は必要ありません。

手間をかけたくないなら指名発注方式が最適ですが、制作会社の選定作業を怠ってしまうと、目的に合うホームページを作れない恐れがあります。

コストが高くなる可能性もあるので、事前にしっかりリサーチして、実績などを確認した上で制作会社を決めましょう。

ホームページ制作会社を選ぶ前に準備しておくこと

ホームページ制作会社 準備

ホームページ制作会社は、一社だけに絞って決めるのではなく、数社をピックアップして比較検討することが大切です。

しかし、事前準備ができていないと、最適な制作会社を選べません。

ここでは、制作会社を選定する前に決めておくべきことを紹介します。

ホームページ制作の目的を明確にする

ホームページを作るうえで一番重要なポイントは、目的を明確にすることです。

たとえば、以下のような目的が挙げられます。

ホームページ制作の目的
  • ホームページで集客して、新商品への問い合わせを増やしたい
  • 素敵なデザインで学生を集め、求人の応募数を増やしたい

目的が違えば、目指すべきところや注力すべきポイントも変わります。

ゴールが決まっていないと、提案の良し悪しを判断できなくなり、良い成果も見込めません。

最初に目的をしっかり設定して、プロジェクトをスムーズに進めていきましょう。

ホームページのターゲットを設定する

具体的に誰に見てもらいたいのか、ターゲットを明確にすることも大切です。

ターゲットを設定すれば、掲載すべき情報や、デザインの方向性が見えてきます。

女性向けなのか男性向けなのかだけでも、イメージは分かれます。

性格や趣味など、人柄や行動パターンなども定義できていると、よりターゲットに適したものを制作できます。

ホームページのデザインを決める

現状考えているデザインのイメージを共有しておくと、話がスムーズに進みます。

「モダン」「スタイリッシュ」などというように、デザインのキーワードを決めておきましょう。

言葉で説明するのが難しい場合は、理想とするサイトの参考URLを集めておくのがおすすめです。

「好みだから」「なんとなく」という曖昧な理由でデザインを決めてしまうと、本来の制作目的を見失う原因になります。

課題解決のために適しているデザインは何かという観点で、しっかり考えていくことが大切です。

ホームページの予算を決める

大まかでもよいので、予算を事前に設定しておきましょう。

予算が決まっていないと、数多くの制作会社の中から1社を選ぶのに、膨大な時間を要します。

ホームページ制作の料金相場は、小規模なものでも10~150万円ほどかかります。

予算が高ければデザインに凝ることも可能ですが、予算が低ければ、その予算の範囲内でいかに良いものを作るかを考えなければなりません。

予算はホームページの仕様に大きく関わってくるので、できるだけ具体的な金額を提示しましょう。

ホームページの納品希望日を決める

納期は可能な限り、希望でもよいので設定しておきましょう。

「7月1日にサイトをオープンしたい」「7月中に納品希望」というように、具体的な納期を伝えるのがポイントです。

「なるべく早く仕上げてほしい」というような曖昧な指示だと、後回しにされることがあります。

また、納期が短いと特急料金という追加料金が発生したり、クオリティが下がったりします。

多少の遅れが生じても差し支えが出ないように、納期は余裕をもって設定しましょう。

ホームページの提案依頼書(RFP)を用意する

クオリティの高いホームページを作りたいなら、提案依頼書(RFP)を作成しましょう。

提案依頼書とは、制作の目的や要件をまとめた資料のことです。

提案依頼書を作らずに口頭だけで伝えると、プロジェクトが進行してから認識のズレや伝え漏れが起きやすくなります。

トラブルを未然に防いで制作の効率を上げるためにも、発注者側が資料をまとめることが大切です。

提案依頼書は、複数の制作会社に見積もりを取るときにも役立ちます。

同じ条件を明確に提示すれば、各社の提案や見積書の比較がしやすくなります。

ホームページ制作会社を選ぶときの比較ポイント

ホームページ制作会社 比較

ホームページを制作したくても、「どうやって発注先を選んだらいいかわからない」という方は多いでしょう。

ここでは、制作会社を比較するときのポイントを紹介します。

ホームページ制作の実績は豊富か

これまでの制作実績がどれくらいあるかをチェックしてみましょう。

制作実績が豊富な会社で、担当者自身にも実績があれば、安心して依頼できます。

ただし、実在しない会社や倒産した会社のサイトを実績として掲載している制作会社もあるので、見た目だけで判断するのは禁物です。

実績を確認するときは、同じ業界の制作実績や、似たような目的の制作実績があるかを質問しましょう。

しっかり実績を積んでいる制作会社なら、さまざまな事例をもとに詳しく教えてくれるはずです。

得意ジャンルが自社に合っているか

制作会社の得意分野は専門ジャンルそれぞれ異なるため、目的に合わせた会社を見極める必要があります。

集客の得意な制作会社にデザインを重視したホームページを依頼しても、満足いく成果は得られません。

何が得意なのかを事前に調べて、各社の強みを確認しておくことが重要です。

特定の業種に特化している制作会社は、その業界特有の慣習や専門知識などを熟知しているため、コミュニケーションもスムーズになり、的確な提案を受けられます。

過去の制作実績を見て、自社と同分野のサイトや、求めているデザインに近いサイトを制作したことがあるなら、話も通じやすいでしょう。

対面で打ち合わせができるか

打ち合わせはオンラインでもできますが、初めて制作を依頼する場合は、対面で打ち合わせできる会社に依頼するのが無難です。

制作が終わるまで長期間かかるため、信頼関係の構築が欠かせません。

直接顔を合わたほうがお互いの表情を感じ取りやすく、細かいニュアンスを伝えやすくなります。

メールや口頭だけでは伝えにくい部分があるため、同じものを目にして認識をすり合わせることが大事です。

制作会社によっては、遠隔のやり取りのみで制作を進め、対面会議に応じない場合もあるので要注意です。

コミュニケーションが取りやすいか

制作会社とはサイト公開まで長い付き合いになるので、コミュニケーションの取りやすい会社を選びましょう。

スムーズに意思の疎通ができないと、希望通りの仕上がりを望めません。

こちらの意図を汲み取ったうえで、わかりやすい言葉で丁寧に説明してくれる会社なら安心です。

緊急対応が必要になった場合に備えて、連絡にすぐに返信してくるかも確認しておきましょう。

総額の費用を明示してくれるか

見積もりをもらうときは、最終的に支払う金額が明示されているかを確認しましょう。

総額の費用を事前に確認しないと、あとから高額の費用を請求されるかもしれません。

一見すると安くても、追加料金などの補足情報が備考欄に小さく書かれている場合があります。

費用の詳細を問い合わせたときに、曖昧な返事をする会社は避けたほうが無難です。

いつまでに納品できるか

公開予定日までに間に合うよう、いつまでに納品できるかを事前に聞いて確かめておきましょう。

納期に応じてくれる制作会社を選べば、スムーズにいきます。

しかし、ホームページの納品日は、制作会社によって定義がバラバラです。

納品日と公開日が違うと主張する会社もあるので、事前確認が必要です。

あとになって揉めないよう、納品日ではなく公開日で認識をすり合わせるようにしましょう。

納品日を見積書や契約書に明記しておくと安心です。

アフターサポートがあるか

アフターサポートが充実しているかも重要な選定ポイントです。

ホームページは作って終わりではありません。

運用や改善、機能追加などのメンテナンスが必要なので、長期サポートのある会社に依頼したほうが安心です。

別会社にメンテナンスを頼むとなると、現在のシステム仕様に対応できず、大きな手間が発生する可能性があります。

メンテナンスや更新を自社で行いたい場合は、アフターサポートで保守運用のレクチャーをしてくれるかを聞いておきましょう。

【サイトの種類別】ホームページ制作会社の選び方

ホームページ制作会社 選び方

この項目では、作成したいサイトの種類別にホームページ制作会社の選び方を紹介します。

コーポレイトサイト

コーポレイトサイトとは、企業を紹介するためのサイトのことです。

会社のことを知ってもらうことが目的なので、 企業の沿革や役員情報などを掲載します。

企業のイメージを決定づけるものなので、デザイン性も含めて対応してくれる制作会社を選びましょう。

自社の所属する業界や業種でのホームページ制作実績の多い会社に依頼するのがおすすめです。

ブランドサイト

ブランドサイトは、商品やサービス、企業などの認知度を高めるためのサイトです。

ファン化や販売促進のためのサイトなので、メッセージ性とデザイン性のあるサイト作りが求められます。

データに基づいたブランド戦略を立てることができる、ブランディングに強い制作会社に依頼しましょう。

プロモーションサイト

プロモーションサイトとは、商品やサービスの魅力を発信して、商品の認知や購入へとつなげることを目的にしたサイトです。

主な目的は購買促進なので、写真やアニメーションを使ったわかりやすい説明とデザインが求められます。

ターゲットに合わせて視覚的に訴求ができる、マーケティングの得意な制作会社に依頼しましょう。

オウンドメディア

オウンドメディアとは、自社が独自に発信するコンテンツを掲載したサイトのことです。

自社サービスのファン獲得が目的なので、コンテンツを増やして、アクセス数を高めるサイト作りが必要です。

サイト構造やユーザビリティーなども関係してくるため、SEO対策に強い制作会社を選びましょう。

ネット検索で上位表示した実績を豊富に持つ制作会社であれば、良い成果を期待できます。

ECサイト

ECサイトとは、サイト上で商品の購入ができるサイトのことです。

売上アップが目的なので、商品の購入がスムーズにできるサイト作りが必要です。

決済機能や顧客管理なども必要になるため、ECサイトの構築に強みを持つ制作会社への依頼をおすすめします。

【目的別】ホームページ制作会社の選び方

ホームページ制作会社 選び方

この項目では、サイトを作る目的別にホームページ制作会社の選び方を紹介します。

制作コストを抑えたいなら「格安料金が売りの制作会社」

ホームページの制作コストを抑えたい方には、  格安料金で作成できる制作会社がおすすめです。

料金の安い会社は、機能やデザインがシンプルなホームページの制作を得意としています。

オリジナルデザインを提供するのではなく、デザインテンプレートを使用するため、制作コストを安く抑えられるのです。

オリジナル性の高いホームページの実現は難しいですが、シンプルなホームページを作成したい方におすすめです。

集客したいなら「SEOに強い制作会社」

サイトのアクセス数や新規顧客を増やしたい方には、SEOに強い制作会社への依頼がおすすめです。

SEOに強い制作会社は、ネット検索で上位表示し、アクセス数を集める方法を熟知しています。

Googleなどの検索エンジンから高評価を得られるホームページを作れるため、集客アップが可能になります。

ECサイトやプロモーションサイトなど、商品やサービスの紹介や販売促進をしたい場合は、SEOに強い制作会社を選びましょう。

ファンを獲得したいなら「デザインに強い制作会社」

サイトに何度も訪問してくれるファンを獲得したいなら、デザインに強い制作会社への依頼がおすすめです。

デザインに強い制作会社は、インパクト重視やデザイン重視のホームページ制作を得意としています。

ベテランのデザイナーやカメラマンが所属していることが多く、オリジナリティ溢れるホームページを制作できます。

企業イメージを構築するためにデザインにこだわりたい場合は、デザイン性を重視する制作会社に相談してみましょう。

ひどいホームページ制作会社にありがちな特徴

ひどいホームページ制作会社

ホームページ制作会社には、優秀な会社もあれば、そうでない会社もあります。

ひどい会社にありがちな特徴を把握して、トラブルを未然に防ぎましょう。

ひどいホームページ制作会社①リース契約を組まされる

リース契約を勧める制作業者は、コストが割高になるので避けたほうが無難です。

リース契約は、月々定額料金で契約できるのがメリットですが、途中で解約できません。

解約できたとしても、残金を満額支払う必要があります。

トータルコストは相場よりも高額になるケースが多く、後のリスクを考えた場合、デメリットの方が大きいといえます。

初期費用が抑えられるからといって、詳細を確認せずに飛びつくのは避けましょう。

ひどいホームページ制作会社②電話営業や飛び込み営業を行っている

電話営業や飛び込み営業を行う制作会社は、技術力が低い可能性が高いといえます。

なぜなら、自社サイトでの集客がうまくいっていないために、電話営業や飛び込み営業をせざるを得ない状況に陥っているからです。

自社サイトの集客ができていない会社に制作を依頼しても、満足いく成果は得られません。

制作会社のホームページを必ずチェックして、自社のイメージするサイトが作れそうな会社か確認しておきましょう。

ひどいホームページ制作会社③SEOの意識が低い

SEOの意識が低い制作会社に依頼するのは避けましょう。

ホームページで売上アップや集客アップを実現するには、SEO対策が欠かせません。

実際、ホームページの新規アクセス数の8~9割は、Googleなどの検索エンジン経由のものです。

いくらデザインの良いホームページでも、SEO対策ができていなければ、アクセス数や売上はほとんど増えません。

打ち合わせの際に、集客アップに関する案を積極的に提出してくれる会社なら信頼できます。

ホームページ制作会社の選び方で失敗しない5つの対策

ホームページ制作会社の選び方 対策

最後に、ホームページ制作会社を選ぶときに注意すべき5つのポイントを紹介します。

ホームページ制作会社を選ぶときの注意点①営業トークを鵜呑みにしない

制作会社に依頼するときに、担当者の営業トークを鵜呑みにしないように注意が必要です。

近年はホームページ制作会社が乱立しており、テレアポ営業の競争が激化しています。

顧客を獲得するために、「何でも対応可能」と説明する会社も少なくありません。

「弊社ならデザイン性の高いホームページを作れます」と期待をあおっておいて、いざ制作が始まると、専門用語を並べて断られる場合もあります。

そのため、営業トークだけで判断せずに、契約書を入念に確認したうえで判断することが大切です。

ホームページ制作会社を選ぶときの注意点②金額だけで決めない

価格の安さだけで選ぶのは危険です。

金額だけで選んでしまうと、必要なサービスを受けられず、ホームページのクオリティが低くなる場合があります。

過去の制作実績はもちろん、得意ジャンルや担当者との相性などをチェックしたうえで、総合的に判断することが大切です。

ホームページ制作会社を選ぶときの注意点③打ち合わせでは議事録を作成する

未然にトラブルを防ぐために、打ち合わせでは議事録を作成しておきましょう。

概要は事前に契約書で相互に確認しますが、細かな部分は進めながら決めていくケースが大半です。

議事録を作成しておかないと、何か問題が起きたときに「言った」「言わない」が発生します。

重要なやりとりは電話ではなく、メールなどの形が残る方法で連絡してくれる会社を選びましょう。

ホームページ制作会社を選ぶときの注意点④維持費を確認する

ホームページの制作費用だけでなく、維持費の金額も確認しておく必要があります。

ホームページは公開したあとも、機能の追加やコンテンツの更新など、さまざまなメンテナンスが必要です。

自社で維持管理ができない場合は、あらかじめ維持費の見積もりも取っておきましょう。

レクチャーなどのアフターサポートがあるのか、どの範囲まで有料なのかなど、詳細を確認することが大切です。

簡易的な更新は自社で取り組めるようにしておけば、維持費を安く抑えられます。

ホームページ制作会社を選ぶときの注意点⑤複数の会社を比較する

最初から一社に絞って決めるのではなく、複数社に見積もりを取って比較検討することが大事です。

一社の見積もりを見ただけでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。

品質の悪い業者を防ぐためには、複数の業者に見積もりを取り、打ち合わせをすることです。

複数社の担当者と会ってみて、コミュニケーションの取りやすさや相性を確認しておきましょう。

品質や対応の仕方に不安を感じた会社には、制作を依頼しないことをおすすめします。

ホームページ制作会社の選び方まとめ

ホームページ制作会社

ホームページ制作において、成否の分かれ目となるのは業者の選び方です。

制作会社の中には悪質な会社もあるので、サービス内容や料金をよく比較して、慎重に選ぶ必要があります。

まずは自社の制作方針を固めてから、希望通りの条件で対応してくれる会社を探しましょう。

事前準備をしっかりしておけば、ホームページ制作の流れがスムーズです。

わからないことがあれば契約前に問い合わせて、回答に納得してから制作を申し込みましょう。