【2024年最新】有給管理ソフト15選を比較!導入メリットや選び方、主なタイプもご紹介

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「有給管理ソフトのおすすめを比較したい」
「有給管理ソフトの比較ポイントが知りたい」

上記のように考えている方は、この記事がおすすめです。

2019年4月に労働基準法が改定され、従業員に毎年5回の有給休暇取得が義務付けられました。

一方で、Excelやスプレットシートで管理する企業も多いですが、時間的コストの削減や有給休暇取得日数の計算ミスを減らしたい場合は、有給管理ソフトがおすすめです。

この記事では、「有給管理ソフトのおすすめ15選から比較ポイント」まで詳しく解説していきます。

「有給管理ソフトの比較」をざっくり言うと
  • 有給管理業務の効率化が可能
  • 取得から申請までシステム上で完結
  • 自動で有給休暇取得ができる
  • 勤怠管理システムの一部としても実装されている

有給管理ソフトとは

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有給管理ソフトとは、従業員の有給休暇取得や取得しなければいけない残りの日数などを自動で計算してくれる業務効率化ツールです。

過去にはExcelやスプレットシートを使って、有給管理する企業が多くありましたが、計算が複雑なうえ手作業で管理するため時間的コストが多くかかっていました。

しかし、有給管理ソフトであれば取得から申請まで簡単に行えるだけでなく、入力ミスをはじめとしたヒューマンエラーも解消できるとして多くの企業が導入しています。

ここからは、有給休暇ソフトの概要をご紹介します。

有給管理ソフトの主なタイプ

有給管理ソフトには、主に以下のタイプがあります。

主なタイプ
  • 有給管理専用のタイプ
  • 勤怠管理を含めて管理するタイプ

有給管理専用タイプでは、名前の通り有給休暇取得や申請などに特化しており、比較的低コストで導入できます。

勤怠管理全般をカバーするほどの機能は求めておらず、有給管理だけを効率化したい場合におすすめです。

勤怠管理を含めて管理するタイプで、勤怠管理機能の一部として有給管理が行える仕組みとなっています。

打刻システムや労務管理まで対応するケースが多いため、1つのシステム上でバックオフィス業務全般をカバーしたい企業に最適です。

有給管理ソフトの主な機能

有給管理ソフトの主な機能は、以下の通りです。

主な機能
  • 取得状況の管理
  • 申請・管理機能
  • 自走付与機能
  • アラート機能
  • 管理簿の作成・保存機能

有給管理ソフトでは、有給休暇の申請や取得はもちろんですが、帳簿の作成や自動付与機能が搭載されたタイプも多くあります。

また、有給休暇の取得状況を一覧で分かりやすく把握でき、取得漏れや取得期限の把握が容易になります。

取得期限が迫っている従業員に対し通知を送るアラート機能があれば、取得漏れや申請忘れなどヒューマンエラーも防止できるでしょう。

有給管理ソフトのおすすめ15選を一覧表で比較

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有給管理ソフトとひと口にいっても、価格や特徴は様々です。

自社にマッチした有給管理ソフトを導入するためにも、まずは以下の一覧表で比較していくつかピックアップすると良いでしょう。

有給管理ソフトの比較表は以下の通りです。

サービス名 価格 特徴
有給ママ 年間:16,500円
  • 社会保険労務士が制作
  • 無料トライアルがある
有休ノート 初期費用:問い合わせが必要
月額料金:110円~
  • システムデザインが使いやすい
  • フリープランがある
ジョブカン勤怠管理 初期費用:無料
月額料金:200円~
  • シリーズ累計150,000社以上の導入実績
  • LINEで確認できる
オフィスステーション有休管理 初期費用:110,000円
月額料金:110円~
  • 20,000社以上の導入実績
  • アラート機能搭載
有休(有給)管理システム 料金:9,800円~
  • 買い切りタイプ
  • 1時間単位で管理可能
CYBER XEED 初期費用:50,000円
月額料金:220円~
  • バックオフィス業務全体をカバー
  • 1時間単位で管理可能
freee勤怠管理Plus 初期費用:無料
月額料金:300円~
  • 使いやすい操作性
  • アラート機能搭載
マネーフォワード クラウド勤怠 初期費用:無料
月額料金:3,980円~
  • 勤怠管理を含めて対応可能
  • 連携性が高い
HRMOS勤怠 初期費用:無料
月額料金:100円~
  • 代休や夏季休暇にも対応
  • フリープランがある
kinnosuke 初期費用:問い合わせが必要
月額料金:385円~
  • 10年以上の運営実績
  • 使いやすいソフトデザイン
ジンジャー勤怠 初期費用:300,000円~
月額料金:400円~
  • リアルタイムで状況把握が可能
  • 企業独自の休暇体制にも対応
KING OF TIME 初期費用:無料
月額料金:300円~
  • 豊富な機能を搭載
  • メール通知で取得漏れを回避
AKASHI 初期費用:無料
月額料金:200円~
  • 中小企業を中心に人気
  • 残業や休日出勤などにも対応
タッチオンタイム 初期費用:無料
月額料金:300円~
  • 40,000社以上の導入実績
  • 有給休暇の自動付与が可能
CLOUZA 初期費用:無料
月額料金:200円~
  • 使いやすいインターフェース
  • 30日間の無料トライアルがある

上記の中でも、特に「有休ノート」はおすすめです。

有休ノートは、年次有給休暇に関する法令に対応した有給管理ソフトで、初期設定を済ませれば自動で必要な有給休暇が自動で付与されます。

そのため、従来の方法と比べても圧倒的な業務効率化が期待できます。

法改定には柔軟に対応してくれるだけでなく、誰でも使える分かりやすいデザインもユーザー評価が高いです。

スマホやタブレットからも参照できるため、従業員としても有給残日数が手軽に確認できる点は魅力でしょう。

15名以下の小規模な企業であればフリープランが適用されるため、コストをかけずに有給管理ソフトを導入したい場合にもおすすめです。

有給管理ソフトのおすすめ15選を比較解説

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有給ママ

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出典:https://stellaco.jp/develop/vacation/

有給ママは、株式会社ステラコンサルティングが提供するソフトで、年間16,500円で利用可能です。

社会保険労務士が制作した有給管理ソフトで、主に中小企業で導入されています。

有給休暇の取得状況を全体だけでなく1人、特定の人物にフィルターをかけてPDF出力が可能。

また、全体の有給休暇残日数の確認や過去の取得履歴なども簡単に把握でき、それぞれCSV出力にも対応しています。

会社での保管用や各社員への配布用として活用できるため、ソフト上と紙媒体両面での管理ができます。

いきなりペーパーレス化に抵抗感がある場合にもおすすめですね。

有給ママには無料トライアルも用意されているため、まずは気軽に導入して自社での運用が可能か試してみると良いでしょう。

有休ノート

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出典:https://yukyu-note.com/

有休ノートは、株式会社月華堂が提供するソフトで、初期費用は問い合わせが必要ですが、月額料金は110円~となっています。

多機能ながらシステムデザインが分かりやすく使いやすいとして人気があり、パソコンはもちろんスマホやタブレットでも、気軽に有給取得状況や申請が可能です。

有給休暇は1日単位だけでなく半日、1時間ごとに管理可能。

また、有給休暇以外の特別休暇の管理もできるため、会社全体の休暇管理が1つのソフト上で完結します。

有給取得状況が法律上違反していないか、アラート機能で確認できる安心感も魅力の1つですね。

有休ノートは、従業員15名以下であればフリープランが使用できるため、小規模な雇用形態の企業にも最適な有給管理ソフトでしょう。

ジョブカン勤怠管理

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出典:https://jobcan.ne.jp/holiday/

ジョブカン勤怠管理は、株式会社Donutsが提供するソフトで初期費用は無料、月額料金は200円~となっています。

年間で5日間の有給休暇を取得できていない従業員への自動メール、突発的な有給休暇取得や付与まで自動的に計算してくれるため、大幅な業務効率化が期待できます。

また、有給休暇の残日数はLINEを通して気軽に確認できるため、若い世代の従業員からの反応も良く、時代に合わせた形で有給管理が行えます。

シリーズ累計150,000社以上の導入実績を誇り、信頼度の高いソフトとしてもおすすめです。

メールや電話、チェットでのサポートも受けられるため、有給管理ソフトが使いこなせるか不安がある企業でも安心して導入できます。

ジョブカン勤怠管理は30日間の無料期間があり、制限なく全機能試せるため気軽に試験運用してみると良いでしょう。

オフィスステーション有休管理

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出典:https://www.officestation.jp/yukyu/

オフィスステーション有休管理は、株式会社エフアンドエムが提供するソフトで初期費用は110,000円、月額料金は110円~となっています。

20,000社以上の導入実績を誇っており、小規模からも導入できます。

有給休暇の取得状況に合わせてレベル分けできるため、会社全体の取得状況や重点的に取得申請を促すべき従業員が一目で把握できます。

また、有給休暇の取得日数が足りない従業員には、事前に通知が届くアラート機能が搭載されているため、取得漏れや申請忘れの心配は不要です。

二重認証や自動バックアップ機能なども搭載されているため、セキュリティ面も万全に対策されています。

オフィスステーション有休管理は無料トライアルがあるため、安心して利用できる有給管理ソフトを探している場合は、まず試験導入してみると良いでしょう。

有休(有給)管理システム

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出典:https://www.system110.com/top/tcard/

有休(有給)管理システムは、株式会社システムコアが提供するソフトで料金は9,800円~となっています。

1日だけでなく半日や1時間探知で有給休暇管理や有給休暇取得帳簿、従業員へ個別に配布する資料の作成などが行えます。

また、同社が提供するタイムレコーダーと連携すれば、打刻と合わせて有給休暇や特別休暇の管理ができるため、大幅な業務効率化が期待できます。

社内LANでネットワークを構築すれば、別の端末でも同じデータが参照できます。

今やクラウド型が主流ではありますが、従来のソフトウェアに慣れている場合には馴染みのある仕組みで有給管理が行えます。

有休(有給)管理システムは月額料金制ではなく買い切り型の有給管理ソフトで、1ライセンスごとに追加課金が不調です。

そのため、ランニングコストをかけずに有給管理を行いたい場合には最適でしょう。

CYBER XEED

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出典:https://www.i-abs.co.jp/product/workmanagement/

CYBER XEEDは、アマノビジネスソリューションズ株式会社が提供する有給ソフトで初期費用は50,000円、月額料金は220円~となっています。

勤怠管理やスケージュール管理など、バックオフィス業務全体をカバーするソフトですが、その中の1つの機能として有給管理が行えます。

画面トップでは有給管理の取得状況や取得期限を表示させられるため、ソフトを日常的に使用する社員へ有給休暇への意識付けが可能となります。

介護や子ども体調不良などにも対応できるよう、時間単位での有給管理もできるため従業員に寄り添った運営ができます。

他にも打刻や給与計算など様々な機能があるため、1つのシステムでバックオフィス業務をカバーしたい場合にもおすすめです。

freee勤怠管理Plus

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出典:https://www.freee.co.jp/lp/hr/time-tracking-plus/paid-leave/

freee勤怠管理Plusは、freee株式会社が提供するソフトで初期費用は無料、月額料金は300円~となっています。

勤怠管理以外にも会計ソフトをはじめ様々なシリーズがリリースされており、パソコンとスマホどちらでも変わらない操作性が高く評価されています。

有給休暇の基本的な取得や申請はもちろん、アラート機能が搭載されているため、申請漏れなどヒューマンエラーを防止できます。

また共有端末やICカード、指紋などによる打刻が行えるため打刻システムとしても非常に優秀です。

freee勤怠管理Plusでは、ドウニュウアドバイザリーが付いてくれるので、自社の働き方や勤務体系に合わせた、最適化された環境でソフト運用ができるでしょう。

マネーフォワード クラウド勤怠

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出典:https://biz.moneyforward.com/attendance/

マネーフォワード クラウド勤怠は、株式会社マネーフォワードが提供するソフトで初期費用は無料、月額料金は3,980円~となっています。

基本的な勤務形態に加えシフトやフレックスタイム制などにも対応する、勤怠管理システムとして人気があります。

有給休暇の取得や申請はもちろん、有給休暇の残日数や現状の把握が一覧で簡単に確認できます。

有給休暇の取得期限も表示してくれるため、年間5回の取得義務を満たしているかどうか確認でき、意図せず取得漏れが起こることなどもありません。

マネーフォワードは外部システムとの連携性が高く、人事管理や給与管理、社会保険管理などもカバーできるため、システム上で一括管理できます。

初期費用無料で導入ハードルも低いため、バックオフィス全般を効率化したい場合にもおすすめです。

HRMOS勤怠

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出典:https://hrmos.co/kintai/

HRMOS勤怠は、IEYASU株式会社が提供するソフトで初期費用は無料、月額料金は100円~となっています。

有給休暇の取得や申請はもちろん代休に夏季休暇、企業で定めている独自の休暇体制にも対応可能で、従業員単位での管理もできます。

有料プランではありますが、有給休暇の自動取得機能も利用できるため、幅広いニーズに対応した有給休暇ソフトに仕上がっています。

基本的な操作が全てスマホでも行え流転も魅力ですね。

また、HRMOS勤怠はLINEやSlack、ICカードなど様々な打刻ツールに対応しているため、有給管理はもちろん勤怠管理としても非常に優秀です。

HRMOS勤怠は従業員数が30名以下であれば、勤怠管理の基本的な機能を全て無料で利用できるため、小規模で導入検討している場合は気軽に試してみると良いでしょう。

kinnosuke

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出典:https://www.kinnosuke.jp/

kinnosukeは、HOYA株式会社が提供するソフトで、初期費用は問い合わせが必要ですが、月額料金は385円~となっています。

運営会社は10年以上勤怠管理システムを提供している実績があり、kinnosukeは蓄積したノウハウを元に制作されたソフトです。

有給の取得や申請に加え取得日数や残日数、具体的な取得率についても把握できます。

また、有給休暇の履歴を活用し管理台帳の作成にも対応しており、代休や特別休暇などにおいても全てソフト内で管理可能です。

誰でも使いやすいソフトデザインなため、有給管理ソフトがちゃんと運用できるか不安な場合にもおすすめです。

月額料金も比較的リーズナブルなため、できるだけコストを抑えたい場合にも最適ですね。

ジンジャー勤怠

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出典:https://hcm-jinjer.com/

ジンジャー勤怠は、jinjer株式会社が提供するソフトで初期費用は300,000円~、月額料金は400円~となっています。

労働時間や有給休暇の取得状況が、リアルタイムで確認できるシステムで、法改定への対応も自動的にアップデートしてくれます。

マイページでは気軽に有給休暇の残日数が確認でき、アラート機能も搭載されているため、未取得な有給休暇があった場合でも漏れなく消化できます。

また、企業独自の休暇体制にも柔軟に対応してくれる点も魅力の1つですね。

一方で、ジンジャー勤怠は有給管理だけでなくシフト管理や予実管理、打刻システムにワークフローなど様々な機能が搭載されています。

1つのシステムで、勤怠関係の業務を全てカバーしたい場合にも最適でしょう。

KING OF TIME

Yukyu (12)

出典:https://www.kingoftime.jp/function/vacation/

KING OF TIMEは、株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供するソフトで初期費用は無料、月額料金は300円~となっています。

確かな導入実績と豊富な機能により、ユーザー評価が高いシステムです。

有給休暇の自動付与機能や取得状況の確認も簡単に行え、取得期限が迫っている有給休暇がある場合は、メールで通知されるなど取得もれの防止対策も万全です。

またスマホやICカード、顔認証など幅広い打刻システムにも対応しており、給与管理システムや労務管理システムなどの外部システムとの連携性も高いです。

実際に利用した方からも、分かりやすい操作性で安心したという声があるため、有給休暇ソフトを使いこなせるか心配な方にもおすすめです。

AKASHI

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出典:https://ak4.jp/

AKASHIは、ソニー株式会社が提供するソフトで初期費用は無料、月額料金は200円~となっています。

中小企業を中心に高い人気を誇る勤怠管理システムで、管理画面が見やすく使いやすいとしてユーザーからも高い評価を得ています。

有給休暇の取得や申請はもちろん、残業や休日出勤なども合わせて管理できます。

有給休暇の現在の取得状況や未消化分が観える化してくれるため、Excelやスプレットシートでの管理に比べて、大幅な業務効率化が期待できます。

また、1週間に1度のペースで搭載機能が改善されていくため、常に最新の状態でシステム運用できる点もAKASHIの魅力でしょう。

タッチオンタイム

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出典:https://www.kintaisystem.com/

タッチオンタイムは、株式会社デジジャパンが提供するソフトで初期費用は無料、月額料金は300円~となっています。

これまで40,000社以上の導入実績がり、プラン分けによる機能制限が無い点も多くのユーザーから評価されています。

有給休暇の基本的な取得や申請はもちろん、有給休暇の自動付与や会社独自の休暇体制にも柔軟に対応してくれます。

操作も難しくなく、自社の有給休暇状況を簡単に把握できます。

また、有給休暇は1日だけでなく半日や1時間単位でも管理可能なため、子どもの育児や体調不良など、従業員に寄り添った有給管理が可能となります。

有給休暇の取得期限が迫るとメール通知があるため、取得漏れ対策も万全です。

タッチオンタイムでは、30日間の無料トライアルが設けられているため、まずは小規模から運用して自社にマッチしているか検証してみると良いでしょう。

CLOUZA

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出典:https://clouza.jp/

CLOUZAは、アマノビジネスソリューションズ株式会社は初期費用は無料、月額料金は200円~となっています。

オプション機能ではありますが、年次有給休暇管理機能が搭載されており、有給休暇の自動付与や残日数、取得状況の確認なども手軽に行えます。

ユーザーインターフェースの評価も高いため、ソフトウェアの運用に不慣れな場合でも問題なく利用できます。

また、モバイル端末やICカードなど多彩な方法による打刻システムも搭載しており、正確な勤怠管理と照らし合わせながら有給管理が可能です。

CLOUZAは、30日間の無料トライアルを実施しており、期間中は全ての機能が制限なく使用できます。

有給休暇ソフトを実際に試験導入して、自社に最適かどうか検討したい場合にもCLOUZAはおすすめです。

有給管理ソフトの比較ポイント

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この項目では、以下の内容に沿って有給管理ソフトの比較ポイントをご紹介します。

有給休暇の取得最少単位

有給休暇の取得単位は就業規則により異なりますが、1時間や半日での取得を認めている企業も多くあります。

一方で、有給管理ソフトは全てが1時間や半日の取得単位に対応している訳ではありません。

そのため、有給取得最小単位で比較して自社の就業規則を問題なくカバーできる有給管理ソフトを検討しましょう。

有給休暇以外も管理できるか

有給管理ソフトを選ぶ際は、有給休暇以外に代休や振り替え休日など、その他の休暇体制にも対応しているか確認すると良いです。

会社によっては独自の休暇体制を採用している場合がありますが、その場合は自由に休暇設定を登録できる有給管理ソフトを選ぶ必要があります。

自社の休暇体制が複雑な場合は、有給休暇だけにこだわらず関連する休暇にも対応しているか比較して検討しましょう。

ソフトの使いやすさ

有給管理ソフトは担当者だけでなく、従業員も日常的に操作するため、デザインやインターフェースの使いやすさも比較すると良いです。

誰でも直感的に分かるデザインはもちろん、スマホやタブレットなど端末を選ばず使用できる汎用性も重要です。

実際に使用したユーザー評価も比較しながら、最適な有給管理ソフトを検討しましょう。

導入コスト

有給管理ソフトは、1度使用して終わりではなく恒久的に運用していくため、導入コストは十分に検討しましょう。

中には買い切りな有給管理ソフトもありますが、多くは月額料金制のクラウド型です。

一方で、クラウド型でも数十名以下の利用者であれば無料で使用できるタイプもあるため、導入コストを比較して最適な有給管理ソフトを見つけましょう。

有給管理ソフトの導入メリット

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この項目では、以下の内容に沿って有給管理ソフトの導入メリットをご紹介します。

有給休暇管理の効率化

有給管理ソフトでは管理業務の効率化が期待できます。

有給休暇は勤続年数や勤務形態により異なるため、従業員それぞれに合わせた算出が必要です。

これらを全てExcelやスプレットシートで、手作業により入力や計算を行っている場合、非常に非効率です。

ヒューマンエラーが起きる可能性も高く、意図せず法令に従った有給休暇付与が行えない可能性も考えられます。

一方で、有給管理ソフトであれば従業員それぞれに合わせて自動計算され、取得漏れがある場合はアラート機能により通知を届けられます。

有給管理ソフトでは、自動的に有給を付与できるタイプもあるため、管理業務全般の効率化が図れるでしょう。

ペーパーレス化に繋がる

有給管理ソフトは、ペーパーレス化に繋がる導入メリットがあります。

従来では、Excelやスプレットシートを活用して有給管理を行い、ファイルを印刷して書面で従業員に配布していました。

また、帳簿においても紙ベースで管理する企業が多く、手作業によるコストや保管場所のコストなど様々な問題がありました。

しかし、有給管理ソフトであればシステム上で有給管理に関する業務が全て完結し、システム上で従業員それぞれが自身の有給日数などを確認できます。

そのため、有給管理ソフトを導入すればペーパーレス化が実現できます。

法令遵守が徹底できる

有給管理ソフトを導入すると、法令遵守が徹底できるメリットがあります。

有給休暇は2019年の労働基準法改定により、毎年5日間は最低限付与しなくてはなりません。

有給管理ソフトでは取得状況が一覧で把握できるだけでなく、未取得者にはアラート通知が届きます。

また、有給休暇管理台帳に対応するソフトも多く、行政への報告書の出力も簡単かつ確実にこなせます。

法律で義務とされている年次有給休暇管理簿の3年間の保存にも対応できるため、意図しない法令違反のリスクを極限まで下げられるでしょう。

有給休暇取得の促進に繋がる

有給管理ソフトでは、従業員の有給休暇取得の促進効果が期待できます。

従来では申請書類を作成し直接上司に手渡す必要がありましたが、有給管理ソフトを導入すればシステム上で申請から取得まで完結します。

また、パソコンはもちろんスマホやLINEなど、より手軽なツールで有給申請ができるため、申請業務の簡略化により申請ハードルが低くなります。

従業員が働きやすい環境を整えることで生産性も上がるため、有給休暇取得の促進は大きなメリットと言えるでしょう。

ヒューマンエラーの防止になる

有給管理ソフトはシステム上で取得から申請まで管理できるため、ヒューマンエラーの防止に繋がります。

従来のExcelやスプレットシートを元にした紙媒体の管理方法では、担当者や従業員による手作業が多いため、入力ミスや計算ミスなどヒューマンエラーが多くありました。

ですが、有給管理ソフトでは自動計算が基本で、有給休暇の未取得がある場合はアラート通知を行ってくれます。

また、中には自動で有給休暇を付与してくれるタイプもあります。

有給管理ソフトを導入して手作業を減らすことで、ヒューマンエラーは最小限に抑えられるでしょう。

有給休暇管理を怠った際の罰則

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有給休暇は労働基準法により、毎年5日間は保証されていますが、これに違反した場合は「6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金」が科せられる可能性があります。

また、毎年5回の取得以外にも申請時期に有給休暇が適切に付与されていない場合にも、罰則が発生する可能性があります。

そのため、有給管理ソフトを導入して法令違反しないよう注意しましょう。

有給管理ソフトを導入して管理業務を効率化しよう

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現代では、多用な働き方がスタンダードとなりつつありますが、同時に有給休暇の適切な取得も注目されています。

適切な有給管理は、従業員のモチベーションアップにも繋がるため、会社全体の生産性アップも期待できます。

一方で、全て手作業で管理すると無駄なコストが多く、ヒューマンエラーの可能性も懸念されます。

そのため、有給管理ソフトで管理業務の効率化を目指し、会社全体の成長に繋げましょう。