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シェアリングテクノロジー株式会社 代表取締役CEO 引字 圭祐

シェアリングエコノミーを活用して日本のライフサービスにイノベーションを起こす

近年、注目を集めているシェアリングエコノミー。モノや人、リソースなどを空いている時に必要としている人に提供するサービスの総称で、欧米を中心に拡がっており、2013年時点における海外の市場規模は1兆5,000億円。2025年には3兆3,500億円に拡大されると見込まれている。そうしたシェアリングエコノミーの要素をビジネスに取り入れ、新しいカタチのWebサービスを開発・運営しているのがシェアリングテクノロジーだ。いったいどのようなビジネスモデルなのか。代表の引字氏に、事業の詳細や目標などを聞いた。

BtoC向けビジネスを対象とした マッチングサイトを展開

―貴社はライフサービスのマッチングサービスを展開しているようですね。

 ライフサービス全般に関して、シェアリングエコノミーを活用したマッチングを行っております。具体的にはハウスクリーニングやガラス修理、おうちや個人が生活するなかで一度でもお願いする可能性がある「生活のお困りごと」を解決するサービス全般をライフサービスと位置づけ、そのライフサービスを依頼したいユーザーとサービス提供者とのマッチングを行っております。現在、約120ジャンルのライフサービスに対応し、サービスを提供する加盟店の数は2,900社以上にまで拡大しております。全ジャンルを合わせ、1日平均2,200件の問い合わせをいただいております。

 例えば、ユーザーから「東京都港区で家のガラスが割れてしまい、困っている」という依頼があれば、独自の「SHARING PLACE」というシステムを使って、当社が港区周辺のガラス修理対応を行う加盟店とマッチングさせ、「生活のお困りごと」を解決するというサービスです。

―サービスの特徴はなんでしょう。

 「生活のお困りごと」を解決するサービス提供業者は、便利屋を筆頭に無数に存在しております。これまで、電話帳やチラシ、WEB検索などで検索しても、求めているサービスと合致するか、また、求めている時間に対応可能か、などマッチング効率が非常に悪かったものを、当社がハブとなることでユーザーのニーズにマッチしたサービスを効率よくマッチングすることが可能となっております。

 また当社のシステム「SHARING PLACE」では、成約率の高い加盟店が優先的にマッチングされるように設計されております。そのため、ユーザーニーズにマッチした加盟店と効率的にマッチングすることができるのです。

新システム「Mover」による更なる発展

―ほかに特徴はありますか。

 独自システム「SHARING PLACE」は2018年8月より「Mover」へと進化いたします。「Mover」では、既存システムの機能に加え、加盟店のスケジュール情報とGPS情報を共有できるという特徴があります。これにより、更なるマッチング効率の向上が見込まれます。具体的には、これまで受付のお電話後、一度お電話を終了してから加盟店とのマッチングが行われておりました。しかし、「Mover」が稼働すると受付時のお電話で、加盟店のスケジュール情報とGPS情報から最速で現場に駆けつけられる加盟店が即座にマッチングすることが可能です。更にマッチング効率の向上により、これまで対応できなかった低単価のサービスの提供も可能になると考えております。これまで家具組み立てのような低価格なサービスは、需要が大きい一方で家具組み立て1件のために移動すると収益確保がしにくいという問題がありました。しかし、「Mover」のGPS情報とスケジュール情報により、加盟店が現在施工している場所近くの案件が入ればこれらの情報をもとに効率的にマッチングすることができ、加盟店も十分に収益確保しつつ、ユーザーの満足度も向上できると考えております。

―事業を始めたきっかけはなんでしょう。

 最初はライフサービスに関するWebメディアを構築して集客をしているだけでした。そこで、HPもつくらず広告もしていない地場の業者が、実はサービスの質も高く安価で対応できるケースが多々ありました。また、広告を出していないためか、効率的に仕事が埋まっていない状況もあり、「地場の優良業者の非稼働時間をシェアしてユーザーとマッチングができれば、業者とユーザーの2つのニーズに対応できるのではないか」と考えたのです。

「生活のお困りごと」を解決する ライフサービスインフラ構築へ

―今後の目標を教えてください。

 「Mover」の稼働により、当社はこれまでの「生活のお困りごと」に関するWebサイト運営企業から「生活のお困りごと」を解決する ライフサービスインフラ構築企業に進化いたします。これまで、各加盟店への取次を行ってきましたが、「Mover」の稼働により加盟店ごとではなく、作業員毎の作業取次が可能となり、これまで以上にライフサービスプラットフォームとしての立ち位置が明確化されたものとなります。

 「生活のお困りごと」を解決するライフサービスインフラ「Mover」の利便性、認知度を高め、ユーザーの皆様にご満足いただけるサービスを提供していきます。

 また、「Mover」というインフラを企業へ開放することも計画しております。これからもサービスジャンルを拡充させながらライフサービスマーケットのニーズに合ったサービスを展開していきます。そして、世界でも類を見ないライフサービスインフラを構築してまいります。 

シェアリングテクノロジーが運営しているポータルサイト「生活110番」。現在、暮らしに関する120ジャンルの困りごとに対応している。

引字 圭祐(ひきじ けいすけ)プロフィール

1985年、愛知県生まれ。大学在学中にアロマ製品を輸入しネットショップを運営したことをきっかけに、2006年シェアリングテクノロジー株式会社を立ち上げ、代表取締役社長に就任する。現在はシェアリングエコノミーを活用して、サービス提供者とサービスを依頼したいユーザーとのマッチングを行っている。

シェアリングテクノロジー株式会社

設立2006年11月
資本金6億6,801万円(払込資本13億103万円) ※2018年7月末現在
従業員数従業員数:単体従業員数 339名(内アルバイト・パート172名)、連結従業員数 453名(内アルバイト・パート194名) ※2018年7月末現在
事業内容WEBマーケティングサービス
URLhttps://www.sharing-tech.jp/

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