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堤公認会計士事務所 代表 堤 康之

成長ステージごとに変わる経営課題を解決する方法

企業の成長フェーズによって、経営者が直面する課題は様変わりする。起業して事業が回り始めた時期なら仕事を任せられる人材の不足。それを突破して企業規模が拡大してきた時期であれば予実管理などの会社の基盤となる仕組み作りに悩む。そんな数々の悩みに向き合い、会社組織の基盤づくりに手腕を発揮してきたのが堤公認会計士事務所代表の堤氏。企業が永続的に成長するための秘訣を同氏に聞いた。

「会社化」が事業拡張や永続的成長につながる

―中小・ベンチャー企業が成長する際に、創業から5年目までのステージで直面しがちな課題は何でしょうか。

 社内の統制と組織化です。コアとなる事業が明確になり、それをいかに伸ばすかを考える時期です。しかし、営業力の強化だけで伸ばそうとしても、間接部門の陣容がそれに追いつかず、組織としてのバランスが悪ければ成長が止まってしまう。創業社長は事業を創り出すことは得意でも、法人としての組織化を図るのは苦手な人が少なくないからです。

 事業立ち上げのために集まった人たちを、組織としてのカタチに落とし込んで、社長の個人事業から脱し真の意味での「会社化」を図ることが事業の拡張や永続的な成長につながるのです。

―「会社化」できていないと、具体的にどんな問題が起きますか。

 たとえば、すべてが社長決裁で社員に裁量権がない。そのためにワーカーばかりの集団になり、管理職が育たないケースが多くあります。社員数の伸びに見合った組織構築ができていないのです。

 「社長の目が行き届く社員の数は15名程度が限界」といわれます。組織化を進めなければ、いくら新しい人材を採用しても、その分辞めてしまうことの繰り返し。会社は大きくならないのです。

―どうすればクリアできるのでしょう。

 社長が自分の仕事をそぎ落としていくことが必要でしょう。仕事を少しでも自分から切り離し、部下に権限委譲していかなければなりません。

 また「会社化」を図るプロセスで重要なのは、数値の面からビジネスを分析しながら、PDCAを回していく仕組みを作ることです。事業計画を作成した上で、月次や四半期でレビューを実施し、売上と利益の成長の中身を検証して改善を加えていく。そのプロセスを習慣化させることで事業の成長性がいっそう高まっていきます。

経営者に寄り添える 外部人材を確保せよ

―では、創業5年以降で企業が成長していくために必要なことを教えてください。

 財務や利益構造の見直しが重要になってきます。創業時の事業の成長カーブがゆるやかになり、新市場の開拓や新事業のための投資が必要になる時期。そのためにはコスト管理の強化や攻略するマーケットの優先順位付け、潜在顧客の分析などを進め、投資や新規開拓の方向性を見極めていくことが求められ、事業を数値で捉える事の重要性がますます高まってきます。

 また、PDCAサイクルがP→Dの繰り返しだけになる「見返りなしサイクル」に陥っていないかどうかの確認も必要です。「見返りなしサイクル」とは、いわばやりっ放しの状態。そこにC→Aの「検証→改善」を加えていくには「予実管理」が欠かせません。予算を立てて実績と比較するPDCAを、月次や四半期のサイクルで回していくことが不可欠です。

―どうすれば社内にそうした仕組みを作ることができますか。

 経営者と一緒に組織化を前に進めていける、CFOのような役割を担う人材を確保することです。

 上場している大手企業であれば、それを構築できる専門的な人材が社内にいます。しかし、多くの中小・ベンチャー企業には、数値を分析して、そこから戦略的な方向性を組み立てられる人はなかなかいません。

 そこで、適切な外部リソースを効率的に用いることも有効な方法になるわけです。

―どんな外部コンサルタントに依頼すればいいのでしょう。

 中小企業に重宝がられるコンサルタントとは、自分の経験から話をさせてもらえば、専門領域にとらわれず色々と相談にのって解決策を提示してくれる人、更には経営者のパーソナリティに踏み込んだソリューションが提供でき、社長と伴走しながら成果を導いていける人ですね。

 中小企業の悩みは、人の問題、ビジネスの問題、社長の問題と分けて考えられないケースも多く、時には専門家からみると、ごく基本的な所で立ち止まってしまっているケースも多々あります。ソリューションの引き出しを多く備えた上で、とにかく色々な解決策を出し経営者といっしょに試行錯誤することが大切です。

 私がコンサルティングしたケースでも、単なる会社の問題に留まらず経営者の親の介護の問題までいっしょに解決しなければならなかったこともありました。

 経営者にごく近い存在として、プライベートも含めてあらゆる悩みの相談に乗りながら、一緒に事業や会社を発展させることを考えていく。それが私たちの役割であり、当社の強みでもあります。

―成長の壁を突破したい経営者にメッセージをお願いします。

 私たちは、ずっと経営者のそばにいられるコンサルタントでありたい。専門領域にこだわらず、あらゆる問題に対して処方箋を与えられるような、「中小企業の町医者」としての役割を今後もブレることなく継続していきたいですね。

堤 康之(つつみ やすゆき)プロフィール

1968年生まれ。公認会計士・税理士。元メーカー営業マン出身の公認会計士・税理士、株式会社プラスバリューコンサルティング代表取締役、その他にも事業会社や社団・財団法人の役員を務める。企業の経営問題を解決に導く「ホームドクター」としてベンチャー企業から上場企業まで、広くコンサルティング業務を実施、企業の財務研修の講師なども行っている。常に実践的なソリューションを提供することをモットーに、目の前にあるクライアントの現実の課題を解決するお手伝いを行っている。

堤公認会計士事務所

設立2006年5月
事業内容①中小企業の成長サポート(経営・財務コンサル、予算制度、社内体制の整備)
②ベンチャー企業サポート(株式公開サポート、資本政策)
③M&Aサポート(デューデリジェンス、企業価値評価、M&Aアドバイザー)
④財務・会計などの研修講師
URLhttp://www.tsutsumi-cpa.net/
お問い合わせ電話番号03-3556-9125(受付時間 平日9:00~18:30)
お問い合わせメールアドレスcontact@plusv.co.jp

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