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PR・ブランディングの経営者インタビュー

株式会社PRacademy 代表取締役 栗田 朋一

未経験者にノウハウと人脈を与え、自社の広報活動を成功に導け

自社のサービスや取り組みを世間に広めることは、中小・ベンチャー企業にとって重要な経営戦略のひとつ。とくに知名度が低いベンチャー企業にとって、そうした取り組みは飛躍的な成長に欠かせない。そんななか、PRacademy代表の栗田氏は「たとえ自社にノウハウがなくても、広報活動を外部のPR会社に任せるべきではない」と強調する。同氏は、電通グループや『ぐるなび』などで20年以上にわたって広報を担当してきたエキスパートだ。栗田氏に、その理由を聞いた。

※下記は経営者通信53号(2020年2月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

資金やノウハウがないなら、なおさら自社でPRすべき

―なぜベンチャー企業が広報活動を行う際、PR会社に任せるべきではないのですか。

 大きく、3つのデメリットが考えられます。まずは、当然ながらコストが発生してしまう点。資本力があれば問題ないでしょうが、なかなか本業以外に資金を回せないベンチャー企業にとっては大きな出費になります。また、PRに成功したとしても、それはPR会社の功績です。それではいつまで経っても社内にPRを成功に導くノウハウが貯まらず、単発の投資になってしまいかねません。それが2つ目です。

―3つ目はなんでしょう。

 メディア担当者に、あまり良い印象をもたれない点です。自社の魅力をいちばん知っているのは、自社のスタッフにほかなりません。それなのに、外部任せだと「この会社は自社の魅力を自力でアピールできないんだな」と思われる可能性があります。これは、PR活動を阻害する要因に十分なり得ます。

 もちろん専門家に任せるメリットはありますが、少なくとも資金やノウハウをもたないベンチャー企業はPR会社に丸投げせず、兼任でもいいので広報担当者を置いて広報活動をすべきなのです。

―自社で広報活動を行う際の課題はなんですか。

 やはり多くの場合、広報の経験がまったくない社員が担当者になることですね。当然、PRするためのノウハウやメディアとの人脈もなく、社内で教えてくれる人もいない。私は、自身の経験から、「なにをしたらいいのかわからない」とひとりで悩んでいる広報担当者を多く見てきました。そこで、未経験の広報担当者が、PRを行うための学びやネットワークを構築できるような場を提供しようと考えました。それが『PRアカデミー』です。

ひとりで悩むことなく、活路が見いだせる施策を

―詳細を教えてください。

 広報担当者向けの、会員制プラットフォームです。具体的には「広報スキルアップ勉強会」、「マスコミ広報交流会」、そして「会員限定SNS」などによって、自社を効果的にPRするためのサポートを行っています(下記参照)。

 勉強会や交流会には、私がこれまで培ってきたネットワークを活かし、テレビや新聞、雑誌、Web媒体といったさまざまなジャンルの記者やディレクターを招いており、普段なかなか会えないメディア担当者と接点がもてます。後日、取材になるケースも多く、なかには交流会の場で取材・撮影が始まった例も。

 また、リアルやSNSを通じて広報担当者同士がつながることで、悩みを相談しあうだけでなく、過去にうまくいったノウハウを共有したり、みんなで企画をつくってメディアに売り込むといった取り組みも行われています。

―自社の広報活動を成功させたいベンチャー企業の経営者にアドバイスをお願いします。

 未経験者を広報担当者にする場合、なんらかの武器をもたせてあげるべきです。ただでさえ、知名度のないベンチャー企業が、メディアにプレスリリースを送ったり電話したところでスルーされてしまいがちですから。それがノウハウであり、メディアや広報担当者同士のネットワークなのです。

 『PRアカデミー』では、交流会を730回開催。延べ1,000名を超えるメディア担当者と延べ6,000名以上の広報担当者が参加し、現在85社、約130名の広報担当者が会員になっています。自社のPRを成功させるために、ぜひ活用してほしいですね。

報道陣出席者ゼロのピンチから48名の参加、33媒体の露出に成功

新卒3年目、社外広報は初めての社員が担当に。創業以来初の記者会見が、最初のミッション。メディア各社に取材依頼をしたが、出席の返事はゼロ。そこで『PRアカデミー』で学んだメソッドを活かし、記者発表の内容を企業目線から記者目線に変更。結果、48名の報道陣が集まり、報道番組を始め33媒体に露出した。さらに、全社員のなかでMVPを獲得し、社内からの信頼も獲得。

「エクストリーム出社」を企画し、テレビ番組で紹介された

まったくの未経験者が広報担当者。『PRアカデミー』で企画を学び、当時流行りつつあった「エクストリーム出社」に絡め、朝5時から内見し、終わったら車で会社まで送る「物件の早朝内見プラン」を企画。ほかにエクストリーム出社に関係する2事例を自身で探し、3社中の1社として紹介してもらうよう提案。入会後、3ヵ月でテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」に取り上げられた。

栗田 朋一(くりた ともかず)プロフィール

1971年、埼玉県生まれ。1994年、明治学院大学社会学部を卒業後、事業会社の広報を経て、2003年、株式会社電通パブリックリレーションズに入社し、大企業を中心とした広報活動を支援する。2007年、株式会社ぐるなびに入社し、広報を担当。2013年、広報担当者養成機関『PRアカデミー』を立ち上げ、数多くのベンチャー企業の広報担当者たちに広報ノウハウの提供とマスコミ人脈の紹介を行う。2017年、株式会社PRacademyを設立し、代表取締役に就任。

株式会社PRacademy

設立 2017年9月
資本金 10万円
事業内容 広報担当者の教育・育成を手がける『PRアカデミー』の運営、企業への広報コンサルティングなど
URL https://pr-academy.jp/
『PRアカデミー』に関する
お問い合わせはコチラ
03-6890-2095 (平日10:00〜18:00)
kurita@pr-academy.jp

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