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人事・労務の経営者インタビュー
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株式会社エスプール 執行役員人事本部 本部長 米川 幸次 / 株式会社情報戦略テクノロジー 代表取締役 高井 淳 / 株式会社ディプレ 代表取締役 中西 誠

シビアな「競争」経験で磨かれてこそ、市場で勝てる強いチームはつくられる

※下記は経営者通信53号(2020年2月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

前ページのエスプールと同様、ディプレの「競争体感型」の合宿研修で人材育成に顕著な効果を実感している企業が、ほかにもある。「多重下請け」という構造問題を抱えるIT業界にあって、「ゼロ次請け」という独自のコンセプトで顧客とエンジニアの支持を集め、急成長を遂げている情報戦略テクノロジーである。いまやベンチャー・中小企業でも問題視される「大企業病」をどう乗り越えたのか。同社代表の高井氏とディプレ代表の中西氏に話を聞いた。

導入の理由は、合宿研修の強烈な印象

―情報戦略テクノロジーが人材育成研修を導入した経緯を教えてください。

高井:近年、企業規模が一気に数倍に膨らんだ影響で、大企業病のような状態が徐々に生じていきました。特に危機感を抱いていたのが、ミッションに対する社員の目標意識や達成基準が下がっていたこと。創業メンバーと現場とのあいだに意識の乖離が生じていたのです。そうした傾向が組織全体に蔓延し始めていることを危惧し、人材育成研修を利用することを決めました。その際、重視したのは、ビジネスの世界での厳しい競争に勝てる人材を育てること。そのためには、「たんに一生懸命がんばるだけでは勝てない」という厳しさや、「自分基準ではなく、他者の期待に応えるためにがんばる」ことの大切さを実感できる研修を探しました。その結果、ディプレの「競争体感型」研修を知り、導入を決めました。

―導入を決めた理由を詳しく聞かせてください。

高井:まずチーム間での競争というスキームを通じて、ビジネスの厳しさや他者の期待に応える、といった要素を教え込む内容であったこと。また実際、導入前に合宿研修を見学させてもらった際の印象が非常に強烈だったことも大きな理由です。私は、過去の経験から、「どの会社がやっているか」よりも「誰がやっているか」のほうが重要だと考えています。その点、中西さんの研修は、「こういう指導をしなければ」という私の問題意識をくまなく網羅したうえで、参加者に対してじつに細かな指摘がなされ、それがことごとく理にかなっているのです。

社内に共通言語が生まれる

―研修の成果はいかがですか。

高井:まったく予想を裏切られるカタチで、競争体感型研修というものの成果を実感することになりました。というのも、当社では、役職者候補生を数名ずつ定期的に参加させていたのですが、どの参加企業の社員よりも地頭がよく、圧倒的に優秀だと自負していた彼らが、研修での競争にコロコロ負けて帰ってくるのです。それを見て、「自分がやって見せよう」と参加した私でしたが、見事に負けて帰ってきた(笑)。競争体感型の奥の深さを実感しました。

中西:研修のメニューは、チームの多様性を活かし、個々の強みを最大限に発揮できたチームが勝てるように設計されています。ですから、地頭がよい人材が率いるチームが勝てるとは限りません。さらに言えば、個々の強みとはあくまで相対評価の結果にすぎず、比較対象が変われば評価自体も変わるものです。つまり、強いチームとは、周囲の状況やメンバーの変化に適応し、うまくメンバーの個性を活かせるチームのこと。これこそが、普遍性のあるチームビルディングの本質といえます。

高井:私自身にとっても、この研修を通じた気づきは大きかったです。たとえば、言語コミュニケーションに優れた強みは、チームメンバーの特性とかみ合わなければ、逆に弱みになってしまうのです。地頭のよさも同じ。ですから、チーム編成が変わるたびに、それに適応していく術を毎回学んでいけるわけです。

 通常、こうした研修で効果があるのは参加者の2割程度と言われますが、この研修は逆に、8割に効果があるというのが私の実感ですね。

―今後、競争体感型研修を会社の成長にどう活かしていきますか。

高井:合宿で得た「行動変容」を、しっかりと「行動定着」にまで高めることが重要です。合宿での経験は強烈ですが、時間が経てばどうしても忘れてしまうもの。そこで当社では、「合宿研修」の後、定期的に開催される「アカデミー研修」も導入し、合宿時の感情や経験を思い起こし、行動定着につなげるよう努めています。そうすることで、社内に共通言語が生まれ、組織全体でお互いを刺激するカタチで個々人の目標意識が引き上げられてきたように感じています。この効果を会社全体に広げていくことができれば、成果にこだわる強い組織がつくれるでしょう。

中西:課題がある組織の、最大の責任者は経営者です。その意味では、情報戦略テクノロジーのように、経営者自らが研修に参加し、その意義を深く理解し導入することが、組織変革を実現する最善の方法といえます。

シビアな「競争」経験で磨かれてこそ、市場で勝てる強いチームはつくられる

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