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株式会社メンタルヘルステクノロジーズ 代表取締役 刀禰 真之介

積極的に従業員の健康ケアを図り「攻めの働き方改革」を実現せよ

従業員の健康増進を戦略的に行う「健康経営」。最近は、「働き方改革」とセットで語られることも増えてきた。こうした傾向について「働き方改革に取り組むにあたり、健康経営を取り入れるのはもはや必須」と指摘する人物がいる。企業のメンタルヘルスケアを支援するメンタルヘルステクノロジーズの子会社Avenirで顧問を務める産業医の三宅氏だ。メンタルヘルステクノロジーズ代表の刀禰氏とともに、健康経営の重要性などを聞いた。

※下記は経営者通信50号(2019年2月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

健康経営を突き詰めれば働き方改革につながる

―なぜ働き方改革は健康経営とセットで取り組む必要があるのですか。

三宅:働き方改革を、より前向きな取り組みに変えられるためです。 両者はいずれも、「従業員の働く環境を変える」という点で共通しますが、方向性は若干異なります。働き方改革では、労務面などの課題解決に重点を置いています。一方で健康経営は、「従業員の健康増進や職場の環境改善に積極的に投資することで、業績を向上させる」という戦略的な視点をもちます。

 もちろん、関連法を遵守するカタチで働き方改革を実践しても、働く環境は改善されます。しかし、企業経営にとってより大きなメリットをえるならば、健康経営の概念も導入すべきです。健康経営を突き詰めれば、おのずと働き方改革も進んでいくでしょう。

 健康経営で企業がえられるメリットは、従業員の満足度が高まり、離職率が下がることで、結果的に生産性や業績が向上することです。さらに、健康経営の実施自体が企業イメージの向上につながります。人手不足が進むなか、求職者から選ばれる企業になるためには、働く環境を重視する健康経営は必須になるでしょう。

―健康経営にはどのような施策が重要なのでしょうか。

三宅:さまざまな施策のなかでも「メンタルヘルス不調の予防」はすべての従業員が対象になるため、もっとも重要な施策といえます。

刀禰:ITの発達により、人が1日に受け取る情報量はかつての20倍に増えたといわれています。それだけ、現代人はつねに強いストレスにさらされ、メンタルヘルス不調が起こりやすくなっているのです。従業員のメンタルヘルス不調は、生産性や企業業績に影響を与えかねません。そのため、メンタルヘルスケアは、健康経営全体を下支えする取り組みとしてとらえることが大事です。

「4つのケア」でストレスに対処

―メンタルヘルスケアを行ううえでのポイントを教えてください。

刀禰:心の問題は目に見えないため、できるだけ多くの人がかかわってケアをすることで、ストレスやメンタルヘルス不調に対処することが大切です。そこで、厚生労働省は「4つのケア」を徹底するよう提唱しています。

 まず、従業員自らがストレスに気づき、対処する「セルフケア」。そして、管理監督者などが職場改善や従業員の相談に対応する「ラインによるケア」。さらに、「産業医など社内の専門家」によるケア、最後が、いわゆる「外部相談窓口」によるケアです。当社では、動画視聴によるeラーニング、専門医に相談できる『ケアーズLite』など、「4つのケア」すべてに対応したサービスを安価に提供しています。

―子会社では産業医の紹介も行っていますね。

刀禰:はい。メンタルヘルス対策が可能な産業医を紹介しており、大企業からベンチャー企業まで幅広い企業から支持されています。臨床医が行う「診療」と産業医の「メンタルヘルス対策」は異なるノウハウが求められます。診療は患者個人を、メンタルヘルス対策は組織をそれぞれ対象とするためです。当社では、定期的に講習を実施しており、メンタルヘルス対策の高いスキルを備えた産業医を紹介できるのが強みです。

―最後に、働き方改革に関心のある経営者にアドバイスをお願いします。

三宅:たんなるコンプライアンス対策のひとつではなく、健康経営とあわせて前向きに取り組むことが大切です。従業員の心身の健康があってこそ、企業は元気になるのです

刀禰:当社では、産業医との幅広いネットワークを全国に形成しています。従業員の心身の両面をケアすることで、企業の働き方改革や健康経営を後押ししていきたいですね。

刀禰 真之介(とね しんのすけ)プロフィール

1979年、神奈川県生まれ。2002年に明治大学政治経済学部を卒業後、デロイトトーマツコンサルティング株式会社(現:アビームコンサルティング株式会社)に入社。その後、UFJつばさ証券株式会社(現:三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)、株式会社環境エネルギー投資などに入社。2011年、株式会社Miew(現:株式会社メンタルヘルステクノロジーズ)と、産業医顧問サービスなどを手がける子会社、株式会社Avenirを設立し、それぞれの代表取締役に就任。

三宅 琢(みやけ たく)プロフィール

1979年、愛知県生まれ。2005年に東京医科大学を卒業。2014年、東京大学先端科学技術研究センターに所属。2015年から株式会社Avenirの顧問産業医を担当。同年に株式会社 Studio Gift Handsを設立し、代表取締役に就任する。現在も、三井ホーム株式会社や株式会社ファーストリテイリングなど多くの企業で産業医を担当している。

株式会社メンタルヘルステクノロジーズ

設立2011年3月
資本金2億9,572万5,000円
従業員数49名(2018年12月末現在。連結、非常勤役員、アルバイトなど含む)
事業内容メンタルヘルスソリューション、ITソリューション、医師斡旋業(子会社)、嘱託産業医サービス業(子会社)
URLhttps://mh-tec.co.jp/
お問い合わせ電話番号03-6277-6595(受付時間 平日9:00~18:00)
お問い合わせメールアドレスinfo@mh-tec.co.jp

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