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株式会社スカイダイニング 代表取締役 片岡 宏明

費用対効果の高い看板を設置し、新規顧客を獲得する

外食マーケットが縮小を続ける中、多くの飲食店が新規顧客の獲得に苦労している。この課題を解決する方法のひとつが、室外用※デジタルサイネージの活用だ。「社員教育やメニュー開発にどれだけ自信があっても、お客さまに来店してもらわなければ始まらない。飲食店事業を展開する自社が新規顧客の獲得に苦労していたからこそ、この商品を開発できた」。そう語るスカイダイニング代表の片岡氏に、飲食店をはじめとする店舗経営者のための集客術などについて聞いた。

※下記は経営者通信15号(2011年10月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―長引くデフレ不況の中、外食マーケットが縮小を続けています。外食産業の店舗経営者が利益アップを実現する方法はありますか。

片岡:売上アップとコスト削減、双方の施策を打つことが重要です。だだし、商品単価の低い飲食店事業はコスト削減には限度があります。また、売上アップのための施策として、店舗経営者の方々はすでに日々従業員の教育や料理のクオリティアップに注力。リピート顧客獲得のための努力を行っているはずです。ですから、さらなる売上アップのためには、「新規顧客の獲得」を考えるのが賢明でしょう。

―新規顧客を増やすには、どうすればよいのでしょうか。

片岡:方法はいくつかありますが、費用対効果の高い「看板」を設置し、店舗の近隣住民をはじめ、商圏顧客を獲得することが有効です。そうすれば、店舗へのリピート率アップが期待できます。通常、店舗経営者は集客のためにグルメ情報誌に広告出稿するなど、多額のコストを毎月負担している場合が多い。しかし、グルメ情報誌を見て来店するのは広範囲な地域の不特定多数層であり、リピート顧客となる可能性が低いのです。当社は2003年の創業以来、飲食店を複数店経営。そのノウハウのもと、ターゲット層のニーズに基づく空間の演出、メニュー開発、社員教育などに注力し、少しでも客数を増やそうとさまざまな努力を重ねてきました。しかし、なかなか満足な集客ができなかった。原因はさまざまありますが、その1つとして考えられるのは、当社の飲食店には当初ネームバリューがなかったこと。また、店舗が1階の路面店といった好立地でないことなどでした。そこで、当社はデジタルサイネージを店舗の看板として開発。自社で経営する飲食店の前に設置したところ、2階という店舗条件にも関わらず、翌月には新規来店数が30パーセント以上もアップしたのです。

―御社で開発したデジタルサイネージは、通常の看板と比べて、どのような点が違うのですか。

片岡:店舗名や営業時間などが書かれた通常の看板は、通行人にとって風景の一部。つまり、お客さまがそういう看板を見て来店する確率は非常に低いのです。しかし、当社のデジタルサイネージは音声付きのVTRを流すことにより、まず音で通行人の注意を看板に惹きつけます。この音声が届く範囲は看板の半径約10m。だから、通行人が看板に近づくまでの10mのあいだに見てもらえるよう、店内の風景やオススメのメニューなどの写真5、6枚をVTR画面下のスペースに切り替え表示します。

―VTRでは、どのような内容を流すのですか。

片岡:グルメリポーターが店舗を訪問し、店内の雰囲気や料理の味を第三者目線で紹介。番組制作会社のプロのスタッフが制作するテレビ番組形式で、お客さまの信頼感を醸成します。また、室外用デジタルサイネージには、炎天下の外気温を考慮した高い耐熱性が必要です。その点、32、42、46インチといった大型、かつ耐熱性を備えた室外用のものを低コストで制作できるのは現在、当社のみ。しかも、当社のデジタルサイネージは完全フルオーダーメイドのため、看板の形や色のほか、VTR・写真などの画面構成を店舗の特性に応じてカスタマイズできるのです。

―実際に御社の看板を導入した店舗では、どのような効果が出ていますか。

片岡:例えば、大手居酒屋チェーンさんでは、当社のデジタルサイネージを導入後、翌月の売上が前年度対比で20%アップしました。すでに明確な企業ブランドと知名度のあるチェーン店でも、大きな効果が得られたわけです。また、デジタルサイネージを制作する際に撮影した店舗紹介用VTRを二次利用することで、集客以外の効果を生むこともあります。例えば、都内の美容室さんでは、VTRをDVDにコピーして新規のお客さま全員に配布したところ、新規顧客のリピート率が10%以上アップしたのです。当社のデジタルサイネージ「はんじょう看板」は、店舗紹介VTRの制作、各店舗のホームページ制作、ホームページ上で店舗紹介VTRを流す仕組みづくりを含め、初期コストはゼロ円。導入店舗には5年間の契約で1ヵ月約3万円をご負担いただくのみです。当社は今後も飲食店経営のノウハウを活かし、各店舗さまの立場に立って、売上アップやコスト削減に貢献していきたいと考えています。

※デジタルサイネージ:表示と通信にデジタル技術を活用し、平面ディスプレイやプロジェクタなどによって映像や情報を表示する電子看板のこと。

片岡 宏明(かたおか ひろあき)プロフィール

1970年、東京都生まれ。大学卒業後、飲食店事業会社に就職。その後、2002年に独立。2003年7月に株式会社スカイダイニングを設立し、代表取締役に就任。独自のデジタルサイネージを開発し、飲食店、美容院などの集客アップをサポートしている。

株式会社スカイダイニング

設立 2003年7月
資本金 1,000万円
売上高 4億円
従業員数 120名(平成22年10月31日現在)
事業内容 飲食店経営、飲食店のフランチャイズ、飲食店の企画・コンサルティング、介護デイサービスセンターの経営、介護事業の企画・コンサルティング、POSレジシステムの企画・制作・販売、デジタル看板の企画・制作・販売、マネジメントカメラの企画・制作・販売
URL http://www.sky-dining.co.jp
お問い合わせ電話番号 03-5981-9663

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