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株式会社プレステージフード (フォーシーズ経営自己診断 第1回) 代表取締役 隈本 照久

社内情報を全面公開し従業員のモチベーションをアップ

2002年、東京に「第2次もつ鍋ブーム」が到来した。その仕掛け人は「博多もつ鍋・蟻月」を経営するプレステージフードの隈本照久社長。現在、全国に17の飲食店を展開し、新たな食文化の開発にチャレンジしている。一方、対談でホストを務めるのはフォーシーズの丸山輝社長。賃借人保証事業において顧客の信頼に応え続けながら新サービスを展開しており、その経営手腕には定評がある。今回、この丸山社長がダイヤモンドを鑑定する際の評価基準である「カラット」、「カット」、「クラリティ」、「カラー」の“※4C”を切り口にして、隈本社長に話を聞いた。

※下記は経営者通信10号(2011年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

カラット(事業規模) ~17店舗、売上高8億円~

―隈本社長、今日はよろしくお願いします。まずは御社の事業内容と事業規模をお聞かせください。

隈本:私たちプレステージフードは、もつ鍋店「博多もつ鍋・蟻月」を中心に全国17店舗を展開しています。年商は約8億円。従業員数はアルバイトも含めて約300人です。

カット(事業の特徴) ~福岡の味をそのまま届ける~

―もつ鍋ブームから数年経過しましたが、今も高い人気を保っているのはどうしてですか。

隈本:福岡の味と雰囲気を出しているところが受けているのではないでしょうか。「博多もつ鍋・蟻月」のコンセプトは、福岡の味をそのまま食べていただくこと。ですから九州産の食材を取り寄せて、新鮮な食材を提供しています。また、創作料理も一切お出ししていません。その点を徹底しているからこそ、お客さまに私どもの気持ちが届いているのでしょう。実際、福岡出身のお客さまに「福岡で食べている感じがする」と評価していただいています。

クラリティ(透明度) ~給与明細もすべてオープン~

―会社経営において、もっとも留意している点は何ですか。

隈本:従業員全員が元気に楽しく仕事に取り組むことですね。そのために、社内の情報は可能な限りオープンにしています。たとえば、社員、アルバイトを問わず、従業員全員に各店舗の売上を公開しています。また要望があれば、私を含めて全員の役員報酬・給与を見せています。

―役員報酬や給与まで見せる経営者は珍しいでしょうね。

隈本:給与明細はモチベーションアップのために公開しています。他人の給与を見ることで、「働けば働くだけ収入が得られる」と納得してもらえると考えているからです。それに情報をオープンにしておくことで従業員同士のコミュニケーションも深くなり、お店にも良い影響があります。

―ここまでオープンな会社はないかもしれませんね。

隈本:私たちは高校の同級生を中心に設立した会社です。ですから、経営陣がお互いをよく知っていますし、信頼しています。その良い雰囲気が会社全体に行き渡っているのかもしれません。全員の年齢が若いこともあり、取締役とアルバイトが気軽に話し合える関係です。私の家にもアルバイトの子が、たまに遊びに来ますしね(笑)。

―アルバイトから社員になって、店長になる人もいるわけですね。

隈本:そういう人は多いです。ただ、やる気があったとしても、飲食業の面白さはすぐに分かるものではありません。その点を常に頭に置いて、辛抱強く社員を育てています。

カラー(社風) ~身近な人を幸せにするお店~

―御社はどのような企業を目指しているのですか。

隈本:「結婚相手が働く会社」として恥ずかしくない企業になることです。これは創業当初から考えていました。つまり、家族を養える給料と楽しく働ける勤務体制がある会社ということです。私は「身近な人を幸せにできなければ、多くの人を幸せにできない」と考えています。だから従業員が元気に働き、家族ともに幸せであることが第一なんです。 そのためには従業員を長時間働かせないようにし、かつ従業員同士の関係が良好であることが重要です。従業員が元気に楽しく働いていれば、お客さまを幸せにできると考えています。ですから、店長がアルバイトをアゴで使うようなことがあれば、絶対許しません。そのような態度を変えるように徹底的に説得します。

―御社の今後のビジョンを教えてください。

隈本:現在、餃子や焼肉など新しいタイプの店舗をオープンする計画を進めています。ですから、常に新しいことにチャレンジしていくことがビジョンでしょうか。あとは従業員とお客さまのために、おいしいものを作り続けていくこと。それに尽きますね。

―本日はどうもありがとうございました。今後も、変わることなくおいしい料理を提供し続けてください。

隈本 照久(くまもと てるひさ)プロフィール

1973年、福岡県生まれ。アメリカから帰国後、1995年に飲食店を開業。2002年、「博多もつ鍋・蟻月」を東京で開業し、「第2次もつ鍋ブーム」を起こす。2006年に株式会社プレステージフードを設立し、代表取締役に就任。バイリンガルの語学力を活かし、店頭では自ら外国人の接客を行う。

株式会社プレステージフード

設立 2006年6月1日
資本金 1,000万円
売上高 8億円
従業員数 30名
事業内容 飲食店経営、飲食店業務総合支援
URL http://www.prestigefood.co.jp/

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