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株式会社鳥貴族 代表取締役社長 大倉 忠司

デフレに乗ったのではなく大衆市場を開拓したのです

※下記は経営者通信42号(2016年12月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

早期に1000店を達成し 国内2000店をめざす

―IPOの翌年には東証2部、そして2016年4月には東証1部上場企業の仲間入りを果たしました。今後の成長戦略を教えてください。

 出店ペースを上げます。現在、約500店を出していて、2017年7月期中にさらに100店舗を出したい。2021年7月期までに東名阪エリアで1000店舗を出すことが目標です。

 その後は、長期目標である国内2000店舗と、海外進出にチャレンジしていきます。2000店舗のなかには国内の東名阪以外のエリアも含まれます。

たかが焼鳥屋されど焼鳥屋世の中を明るくしたい

―飲食チェーンのアジアへの進出例が増えています。

 ええ。ただ、私たちの場合、進出先は未定です。確かなことは海外でも“点”ではなく“面”でのチェーン展開をしたい。国は未定ですが、現地の人々から支持される店舗展開をして、焼鳥という文化を海外に輸出できたらいいですね。

―消費低迷や人手不足に悩む経営者へアドバイスをお願いします。

  トップはなにごともプラスに考えるよう、努めてほしい。こんな時代でも、伸びている企業はたくさんあります。「消費税が上がったから」「少子化が進んでいるから」と他責にしているうちは、経営課題の解決策は見つけられないでしょう。

 私たちには「鳥貴族のうぬぼれ」という理念があります。たかが焼鳥屋ですが、されど焼鳥屋。世の中を明るくすることもできるんじゃないかと。

 私たちの店の入り口に、営業時間中は「うぬぼれ中」という札がかかっています。普通の店なら「営業中」です。焼鳥屋として、お客さまに楽しんでもらい、少しずつでも世の中を明るくしている時間だからです。

 こんなふうに企業で働く全員がプラス思考でいたら、業績はついてくるものです。

大倉 忠司(おおくら ただし)プロフィール

1960年2月、大阪府生まれ。高校、調理師専門学校を経て、ウェイターとして大手ホテルチェーンで働く。1982年、焼鳥店に転職。1985年に独立、東大阪市内に「鳥貴族」1号店をオープン。1986年に株式会社イターナルサービス(現:株式会社鳥貴族)を設立、代表取締役社長に就任。全メニュー280円の低価格路線が支持され、出店を拡大。2014年にジャスダック上場。2015年に東証2部、2016年に東証1部に上場。

株式会社鳥貴族

設立 1986年9月
資本金 14億8,868万5,125円
売上高 245億900万円(2016年7月期)
従業員数 601名(平均臨時雇用者数2,812名)
事業内容 「鳥貴族」の営業とカムレードチェーン事業
URL http://www.torikizoku.co.jp/

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