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株式会社トリサン 代表取締役 鳥山 進

経営戦略としてのデザイナー活用法

Webやパンフレット、チラシなどのデザインにこだわる企業が増えている。情報発信のコストが低下し、新規顧客の開拓や人材採用において、自社の魅力を伝えるチャンスが増えているからだ。しかし戦略的にデザインを考える余裕があるのは一部の企業だけ。中小・ベンチャー企業にとってはデザイナーひとりを雇い入れるだけでも負担が大きい。そこで今回は、デザイナーに特化した人材派遣で中小・ベンチャー企業を支援するトリサン代表の鳥山氏を取材。新しい情報発信の機会をのがさないデザイナー活用方法について聞いた。

※下記は経営者通信38号(2016年2月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

キレイなデザインでもなにも伝わらなければ…

―Webやパンフレット、チラシのデザインにこだわる企業が増えています。その反面、こうした制作物をデザイナーに頼んでつくったものの、思ったような効果を上げられなかったと悩む中小・ベンチャー企業の経営者が少なくありません。なにが問題なのでしょう。

 2つ問題が考えられます。1つめは企業側の担当者による外部デザイナーへの説明不足。外注の場合は、企業側がその商品の特性や会社としてのチカラの入れ具合を外部デザイナーにていねいに説明することが不可欠。でも、「デザインにこだわる」=「カタチのキレイさ」だと決めつけ、「とにかくキレイなモノを」と依頼してしまうことがある。デザイナーはカタチをつくることは得意。結果として「一見キレイだが、必要な情報が読み手に伝わらない制作物」になってしまうのです。

―2つめはなんでしょう。

 デザイナーの特性と仕事の内容が合っていないことです。デザイナーにもチラシが得意なタイプ、細かいデザインは苦手だが大胆にセンスを発揮することが得意なタイプなど、さまざまな個性がある。その個性をうまく発揮できる制作物ならいいのですが、苦手な場合は企業の要求水準に応えられず、いたずらに工数を重ね、コスト高を招くこともあります。外部委託の場合、外注先のデザイナーの個性まで企業側が把握することは困難なので、しばしば起きる問題です。

―そうした問題を解消し、デザインを企業成長に結びつけるにはどうしたらいいのでしょう。

 社内にデザイナーを確保することです。とはいえ、中小・ベンチャー企業はそのコストが重荷になる。そこで、当社のようにWebやDTP、ゲームのデザイナーに特化した人材派遣会社が、デザイナーを企業に紹介しマッチングさせる方法があります。  当社はデザイナーの登録時に専門家がスキルチェックをし、技量を判断します。そして過去の実績のみならず、これから目指す方向性をヒアリング。勤務形態の希望も聞いて、働き方も含めたデザイナーとしてのキャリアパスを考えます。企業側にも徹底したヒアリングを行い、マッチングの精度を高めています。

―デザイナー派遣のメリットはなんですか。

 さまざまなスキル、経験、個性をもったデザイナーのなかから、目的に合った人物を企業が選べる点です。「簡単なデザインなら、派遣に頼らず社内人材でできるようにしたい」という場合、派遣デザイナーが業務に必要な描画ソフトのノウハウを、派遣先の従業員に指導する役割を果たすこともできます。  また、企業とデザイナーの間で勤務形態について合意が形成されれば、必ずしもフルタイム派遣である必要はありません。実際、週3日やパートタイムで働くデザイナーは多く、その分、企業の支払いコストも抑えられます。意外なことに最初から正社員雇用を希望するデザイナーが多くないのは、企業と自分の相性を見極めようとしているんですね。

受注を逃すリスクを回避

―派遣から正社員になるケースはないのですか。

 いいえ、あります。中小・ベンチャー企業の経営者さんからは「求人を出しても人が集まらないので、いいヒトを紹介してくれてありがとう」と感謝されることが多いです。  いいモノをつくっている企業でも下請け契約による義務からそれを公表できず、デザイナー求人に応募者ゼロということがあります。そんな企業にとって、自社に合うデザイナーを派遣という「見定め期間」つきで探せるのは大きなメリットです。

―ほかにも中小・ベンチャー企業が派遣デザイナーを活用するメリットはありますか。

 デザインがかかわる仕事を受注しそこなうリスクを軽減できます。たとえば、Webや印刷物の制作が必要な緊急案件をもちこまれ、人手不足を理由に断ったら、その仕事は他社へ流れる。次は絶対に声をかけてもらえません。そんなときには、即戦力としてデザイナーを派遣してもらい、仕事をつなげていけばいいのです。  ほとんどの中小・ベンチャー企業はデザイナーがいたとしても少人数で、緊急案件への対応力は大手企業には劣るでしょう。そういう場合でも上手にデザイナーの派遣システムをつかって、自社の競争力を上げていってほしいですね。

鳥山 進(とりやま すすむ)プロフィール

1969年12月、大阪府生まれ。2007年、インキュベーションセンター「メビック扇町」に入所。この時代に志の近い起業家らとのネットワークが生まれる。2008年3月、トリサン合同会社(現:株式会社トリサン)を設立。遊技機用CG映像やマルチメディアコンテンツの企画開発を手がけ急成長。2015年、新事業トリサンクリエイターを起ち上げ、デザイナーに特化した人材派遣業を開始する。企業にデザインに対する理解を深めてもらおうと、講演会やセミナーなども計画中。

株式会社トリサン

設立 2008年3月
資本金 1,000万円
売上高 5億4,000万円(2015年2月期)
従業員数 40名(2015年3月現在:連結)
事業内容 デジタルエンターテインメントの企画開発、デザイナーに特化した人材派遣
URL http://torisan-net.com/
お問い合わせ電話番号 06-6314-6001(受付時間 平日10 : 00~19 : 00)
お問い合わせメールアドレス ts_haken@torisan-net.com
お問い合わせURL http://toricreator.com/

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