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トーマツ イノベーション株式会社 代表取締役社長 眞﨑 大輔

ヒトを育てる最良の特効薬は 競争力のある事業をつくること

「ヒトが育っていないから、事業がうまくいかない」。多くの経営者がそう考えがち。だが、トーマツ イノベーション代表の眞﨑氏は「事業がうまくいっていなければ、ヒトは育たない」と指摘する。同社は中小・ベンチャー企業を中心に8,000社超の人材育成を支援してきた実績をもつ。事業戦略と連動させてヒトを育てる方法を同氏に聞いた。

※下記は経営者通信36号(2015年7月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

活躍する場を与えなければ どんな育成法もムダになる

―多くの中小・ベンチャー企業の経営者が「人材がなかなか育たない」と悩んでいます。有効な打ち手はありますか。

 おすすめする最良の方法は、競争力のある事業や商品をつくることです。 人材育成は深淵なテーマです。その神髄を語ろうとすれば、国のあり方にまでさかのぼらなければならないでしょう。数ある切り口のなかで、今回は「事業」あるいは「商品」という側面から人材育成についてお話しします。

 みなさんの会社の事業や商品は競争力がありますか? 答えがイエスなら「人材」を生み出す、すばらしい孵化器をもっていることになります。

―なぜ事業や商品が人材孵化器になるのでしょう。

 事業が拡大し、社員が活躍するステージが増えれば、それだけで人材は十分育つからです。裏を返せば、事業戦略と連動せずに人材を育てようとしても、絵に描いたモチになります。アウトプットの場がないインプットは徒労に終わるもの。受験勉強で覚えた元素記号をいまでもいえる人がどれだけいるでしょうか。化学分野などに携わっていない限り、記憶の片隅できっとホコリをかぶっているはずです。

 競争優位性のある事業や商品をもち続けるためには、戦略が必要です。経営者が練り上げ実行する事業戦略の巧拙で、人材育成の成否も決まってしまいます。

社員を抜擢して 武器と免罪符を与えよ

―事業戦略がまずければ、どんなにすぐれた育成手法を導入してもムダというわけですね。

 はい。それは冷徹で厳然たる事実です。他社の事業と人材の相関を観察分析してみてください。採用や育成がうまくいっている会社は、必ずよい事業をもっています。伸びている事業があります。よい事業さえあれば、人は育ち、結果としてどのような育成や組織活性化の仕組みを導入してもうまくいってしまいます。

 事業が人を呼び、事業が人を育て、そして、人が事業を育てます。その好循環サイクルを保持することが経営者にとっての生命線になります。

―事業と人材育成を連動させるポイントを教えてください。

 社員を抜擢することです。事業戦略と人材育成がはっきりと交差する象徴的な場面が抜擢です。みなさんの会社では最近どんな抜擢人事をしましたか?

 どんなに優秀な人材であっても、抜擢した社員には「免罪符」と「武器」を与えてください。免罪符とは再チャレンジの権利。「目先の結果でいちいち評価しない」という弾力的かつ将来を重視した人事評価をすることです。

 一方、武器とはよい意味での「入れ知恵」のことです。事業つまりビジネスには、ビジネスナレッジやビジネススキルが必須です。学生起業家の多くがつまずいてしまうのは、それが欠けていたから。みなさんが抜擢した人材は、たとえば「損益分岐点」「フリーミアム」「フィージビリティスタディ」「プロジェクトマネジメント」「トリプルメディア」「商標権」を理解していますか?

 もしこれらのナレッジやスキルに不安な要素があれば、教育というカタチでこれらのナレッジやスキルを伝授、すなわち入れ知恵してあげてください。一つひとつをしっかりと覚えきれなくても、ビジネスを進める前にカンどころをきっちりと押さえておけば、きっと転ばぬ先の杖となってくれるはずです。

従来にない新サービスを 次々とつくりヒトを育てる

―眞﨑さんも経営者として自社の人材育成に取り組んでいると思います。その要諦を聞かせてください。

 いちばん大事にしているのが事業のあり方、そしてつくり方です。当社は※業界で初めて、定額制研修(BizCAMPUS)やモバイルラーニング(MobileKnowledge)を立ち上げ、あわせて5000社以上が利用しています。こうした従来にない新しいサービスをつくるなかで、人材をしっかりと育てていきます。今後も“トーマツ『イノベーション』”という社名に名前負けしない事業をつくり続ける。それが当社の人材育成の最大のポイントです。

※東京商工リサーチ調査に基づく

眞﨑 大輔(まさき だいすけ)プロフィール

1968年、東京都生まれ。早稲田大学商学部を卒業後、大手コンサルティング会社に入社。大手広告代理店を経て、2000年にデロイト トーマツ グループへ。2006年にトーマツ イノベーション株式会社の立ち上げに参画。業界初※の定額制研修事業やモバイルラーニング事業を立ち上げる。2010年に同社取締役、2014年10月に代表取締役社長に就任。翻訳書に『レピュテーション・マネジメント』(ロナルド・J・オルソップ著、日本実業出版社)がある。

トーマツ イノベーション株式会社

設立 2006年2月
従業員数 143名
事業内容 中堅・中小・ベンチャー企業を活性化するための各種サービスの提供(コンサルティング、企業内研修・講師派遣、会員制社員教育サービス“BizCAMPUS[ビズキャンパス]”、社員育成Webサービス“jogg[ジョグ]”、モバイルラーニング・反転学習サービス“モバイルナレッジ”)
URL http://www.ti.tohmatsu.co.jp/
お問い合わせ電話番号 03-5222-5111(受付時間 平日9:00~17:00)
お問い合わせURL http://www.ti.tohmatsu.co.jp/form/input/coContact.html

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