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株式会社ベッコアメ・インターネット セールス&アライアンス部第1チーム リーダー 松井 伸敏

クラウドを利用して自社データを安全に有効活用する方法

災害時にもサービス提供に支障が出ない耐震構造や、電力供給が途絶えた場合に備えた大容量の自家発電装置。そんな特徴を持つデータセンターで、クラウドを利用したさまざまなサービスが注目を集めている。自社データ管理のアウトソースが進むなか、企業はクラウドをどのように活用すべきなのか。独立系ISPの老舗であるベッコアメ・インターネットの松井氏に、そのノウハウを聞いた。

※下記は経営者通信23号(2013年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―データセンターを選ぶ際に、注意すべきことを教えてください。

松井:とくに気をつけたいのが、「震災対策」と「監視・サポート」です。震災対策は立地、建物の耐震性、停電対策などがチェックすべきポイント。なかでも立地は、トラブル発生時にすぐに自社で対応できる場所であることが大事です。監視・サポートの面で気をつけたいのは「人」。常駐している人が、専門スキルを持たないただの管理人という事業者も少なくないので、技術も経験も備えたエンジニアが常駐していることを確認するべきです。 そんななか、最近の企業は事業者を使いわけるようになってきました。最小限の機能で安価なサービスを提供する事業者と、価格よりも機能を特徴とする事業者を、用途や予算に応じて使いわけるのです。

―外部委託する目的を明確にする必要がありますね。

松井:はい。そのうえで事業者の特徴を理解しておけば、データ管理をより適切に行えます。たとえば当社のデータセンターは、浅草、大手町、お台場、品川とすべてが東京23区内にあり、都心にオフィスを構える企業であれば、アクセスが良好。なかでも品川の御殿山センターは、都心でもっとも新しく、建物の免震構造や空調の冗長化(注1)に対応。24時間365日、エンジニアが常駐する監視・サポート体制が特徴です。

(注1)冗長化:最低限必要な量より多めに設備を用意し、一部の設備が故障してもサービスを継続できるようにシステムを構築すること。

―そのほか、御社のサービスにはどのような特徴がありますか。

松井:クラウド、ホスティング、ハウジングサービスのすべてで柔軟性が高い対応ができることです。たとえば、クラウドは物理サーバーとハイブリッド接続(注2)を行う事業者がありますが、多くは既存のシステムにお客さまのデータを組み込みます。しかし、当社はフルオーダーでカスタマイズできるので、利用時の制約がほとんどありません。 サーバーを所有せずに利用したい場合には、仮想データセンターサービス「ベッコアメクラウド」で対応できます。これは、仮想化サーバーと目的に応じた特化型システムを組み合わせ、運用経験のノウハウを活かして提供するIaaS(注3)型のクラウドサービス。サービス品質は99.99%と高い精度を保証しています。

(注2)ハイブリッド接続:仮想サービスと物理サーバーのハイブリッド利用を可能にする接続サービス。
(注3)IaaS:情報システムの稼動に必要な機材や回線などのインフラを、 インターネット上のサービスとして遠隔から利用できるようにしたサービスや事業モデル。

―クラウドサービスの活用事例を教えてください。

松井:2011年から、東京国際マラソンのWebシステム全般のインフラ構築を行っています。エントリーの受付初日などアクセスが集中する期間と、比較的少ない期間とのバラツキがあるなか、過去のデータを分析し、当社の「ベッコアメクラウド」を使って柔軟なシステムを構築しています。 また、官公庁やソーシャル系のアプリ事業者などの利用が多いのも特徴。東京と大阪に仮想基盤があるので、双方でOSイメージを共有でき、基幹系の(注4)BCPや(注5)ディザスタ・リカバリも安価で提供できます。 そして、こうした柔軟な対応ができる技術力も特徴です。たとえば、ホスティングサービスでは単なる「箱貸し」ではなく、ミドルウェア構築まで行います。つまり、開発・構築・サポートまで一貫して提供できるのです。さらに当社は商談の場にエンジニアが同行するので、技術的に高度な提案を行えます。お客さまにとっても心理的に安心していただけると思います。

(注4)BCP:事業継続計画。災害や事故などの予期せぬ出来事の発生により、限られた経営資源で最低限の事業活動を継続したり、目標復旧時間以内に再開できるようにするために、事前に策定する行動計画のこと。
(注5)ディザスタ・リカバリ:自然災害などで被害を受けたシステムを復旧・修復すること。 また、そのための備えとなる機器やシステムなど。

―今後の展望を教えてください。

松井:クラウド、ホスティング、ハウジングのサービスを主力として展開しながら、ソーシャルメディアも強化していきます。データセンターは今後、高付加価値サービスを提供する時代へ向かうと思うので、当社も事業を進化させていきます。

松井 伸敏(まつい のぶとし)プロフィール

2009年に株式会社ベッコアメ・インターネットに入社。コンサルティング営業に従事しながら、同社天神オフィス(福岡県)のリーダーとして九州地区の顧客開拓に尽力。現在は東京と福岡を東奔西走する日々を送っている。

株式会社ベッコアメ・インターネット

設立 1994年12月
資本金 4億1,277万5,000円(2011年7月現在)
従業員数 70名
事業内容 プラットフォーム事業、SaaS(ASP)事業、コンテンツ事業
URL http://www.bekkoame.co.jp/
お問い合わせ電話番号 03-5827-1500(受付時間 平日10:00~18:00)

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