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Web強化の経営者インタビュー

サンネット株式会社 代表取締役社長 上地 明彦

どうすればWebで商品が売れるようになるのか?

サンネットはWebマーケティングに特化した技術系ベンチャーだ。SEO支援ツール「ToFU」などの自社商品を開発している。そして2009年7月に、業界最先端のアクセス解析ツール「ToFU with eigwa」をリリースした。このツールの革新性は、アクセス解析を「見える化」し、ひと目でWebサイトの改善点が把握できる点にある。今回は、サンネット代表の上地氏と開発メンバーの知念氏と松原氏に❝売れるWebサイト❞のつくり方について聞いた。

※下記は経営者通信3号(2009年9月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

―御社はWebで商品を販売している会社に対して、SEO支援ツールなどを提供しています。Webマーケティングに力を入れている会社が、特に陥りがちな問題を教えてください。

上地:「サイト訪問者は多いのに商品が売れない」という問題ですね。多くの企業は訪問者を増やすために、SEOやリスティング広告(注1)に投資します。しかし、SEOやリスティング広告は、あくまでもサイトの❝入り口❞に見込み客を連れてくるだけ。肝心の売上にまで結び付かないケースが多いんです。中には、人気キーワードで検索結果が1位になったのに、売上はサッパリという会社もあります。

(注1)リスティング広告:検索エンジンでキーワードが検索された際に、検索結果ページにスポンサーとして表示される検索連動型広告のこと。

―どこに問題があるのでしょうか。

松原:いくつかのパターンに分類できます。たとえば、成約率の低い検索キーワードに投資している。検索キーワードとランディングページ(注1)が対応していない。ランディングページから成約ページまでの間に離脱率(注2)の高いページがある。そもそもサイトの情報量が不足している、などです。

 これらの問題を解決するためには、キーワード別に訪問者の導線(注3)を分析する必要があります。いったい、どのキーワードが最も成約につながっているのか。成約者・離脱者はどういうルートを辿っているのか。それらを徹底的にデータで押さえる。その上でサイト改善の仮説を立てて検証するわけです。つまり、綿密なアクセス解析をもとに、サイト改善を繰り返していく必要があるんです。

 このほど当社は最新鋭のアクセス解析ツール「ToFU with eigwa」を開発しました。これはサイト訪問者の導線を「見える化」したツール。❝売れるWebサイト❞にするための改善点をひと目で把握することができるものです。

 実は、もともと当社はSEO支援ツール「ToFU」を開発・提供していました。しかし、お客様の中には「ToFU」でサイトを上位表示させても、売上が上がらないケースがありました。そこで気づいたんです。サイトを上位表示させるだけじゃダメだと。サイト自体を改善させ、チャリンとお金が鳴るところまで、お客様を支援しなければ意味がない。そういう想いで「ToFU with eigwa」を開発したんです。

(注1)ランディングページ:インターネット広告や検索エンジンの検索結果からのリンク先となるWebページのこと。
(注2)離脱率:Webサイトの訪問者のうち、成約せずにWebサイトから退出した人の割合のこと。
(注3)導線:訪問者がWebサイト内を移動した軌跡のこと。

❝売れるWebサイト❞をつくるには、どのようにアクセス解析ツールを活用すればいいのか

―すでに「グーグルアナリティックス」など、メジャーなアクセス解析ツールがあります。それらのツールでは不十分なのでしょうか。

知念:ええ。従来のアクセス解析ツールには2つの問題があります。1つ目は、ユーザビリティが低いという問題。従来のアクセス解析ツールでは、分析データが数値やグラフで出てきます。このデータをサイトの改善に活かすには、一定の専門知識やスキルが必要です。しかし、中小企業には専門知識やスキルを持ったWeb担当者がいない。そのため、多くの中小企業ではアクセス解析ツールが役に立っていません。2つ目は、詳細なデータ分析ができないという問題。訪問者のニーズを唯一、推し量れる情報が「検索キーワード」です。❝売れるWebサイト❞をつくるには、この検索キーワード別の分析が欠かせません。しかし、「グーグルアナリティックス」の場合、検索キーワード別の詳細な分析ができません。「ToFU with eigwa」では、これら2つの問題点を解決しています。おかげさまで、SEO会社やWeb制作会社からも高い評価を頂いています。

―❝売れるWebサイト❞をつくるには、どのようにアクセス解析ツールを活用すればいいですか。

上地:まず検索キーワードごとにサイト訪問者数や成約率などを確認しましょう。成約率の高い検索キーワード、そうでない検索キーワードをざっくりと把握するんです。

 次に、離脱率の高いページに着目します。「ToFU with eigwa」では、離脱率の高いページは青色で表示されます。ですから、改善すべきページがひと目で分かる。 たとえば、ある検索キーワードは、サイトの1ページ目で離脱する割合が高いとします。これは訪問者の訪問目的とページ内容に乖離があると考えられます。この場合、すぐにページ内容を改善した方がいいでしょう。

 また、いくらサイト改善を繰り返しても、離脱率が下がらないこともあります。このような場合は、検索キーワードと商品購入の親和性が低いことも考えられます。そういう場合、商品購入の親和性が高い検索キーワードをいくつかピックアップします。そして検証を繰り返しながら、費用対効果の高い検索キーワードに集中投資するといいでしょう。

―今後のビジョンを教えてください。

上地:今後も「ToFU with eigwa」を始めとして、お客様に真に必要とされるツールを独自開発していきます。ちなみに、当社の本社所在地は沖縄県。都会の喧騒から離れて、技術開発に没頭できる環境です。この立地を活かして、技術力にさらに磨きをかけていきたい。そして世の中に役立つユニークなツールを生み出し続けていきたいと考えています。

上地 明彦(うえち あきひこ)プロフィール

1968年、沖縄県生まれ。琉球大学を卒業後、1992年に日本コロムビア株式会社に入社。株式会社マツボーを経て、2000年に沖縄に帰郷。2004年にサンネット株式会社を設立し、2007年に代表取締役社長に就任。

サンネット株式会社

設立 2004年5月21日
資本金 1,000万円
売上高 1億2,000万円
従業員数 20名
事業内容 Webソフトウェアの開発・販売、Webコンサルティング、ホームページの企画・立案・制作、ポータルサイトの運営、インターネットでの広告業務
URL http://www.012sun.net
お問い合わせ電話番号 098-870-0670

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